【階段回りの工夫】

上下階をつなぐ階段は
マンションのようにワンフロアに比べると
取らないと行けないムダになりがちなスペースですが
工夫する事によって解消するだけでなく
デザインとして取りこむ事もできます。

【階段横にフリースペース】
階段の回りを1つの部屋として考え
そのものを使う発想です。

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階段を上がったところには
各部屋へのアクセスのために空間を取ります。
1階から3階への2階の階段横、
ここにフリースペースを取ると
家族全員が使う事をプラスに考え、
各部屋への物の移動、作業する台、
図書する机、遊ぶ空間、家事室など
使う人や目的を決める事なく使える
便利に使えます。
使う時間を考えたり
少し長く取る事で複数の用途の利用もできます。

【階段 兼 家具】
階段そのものを収納として
デザインする事もできます。
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戸建ての場合、階段は必要ですが、
マンションには必要ない部分なので
ここだけはデメリット?と言う事を逆手にとって
積極的に使うプランです。
下に収納を作ったり、天井が斜めのトイレを作ったり、
そんな空間を上手く生かすためですが、
リビング階段とテレビボードを
くっつける斬新なプランです。
必ず必要な物と共有する発想です。

【見せる階段】
必要な階段はそのまま階段として
空間の中で美しく見せる。
そして逆に必要と思わせるような
空間を作る。
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2階戸建ての場合、
階段は2階にあがるために
面積を取られるけれど
作らないといけないものです。
写真の階段は
壁も柱も作らず空間に設置し
下をそのまま室内のように使っています。
上がる手段だけでなく
面積をじゃませず美しく見せる階段です。

どの例も、階段を必要だから
面積を取っても作らないといけない物というだけでなく
必要性の近い物を共有したり
そこにある意味を持たせたり
家の中のデザインとしてあえて目立たせポイントにしたり
かける場所によって
その用途と形を考えてプランニングすると
もっと階段を利用して
室内空間を考える事が出来ると思います。

発想の転換、作りこむこと出てくるアイデア
出来ない、取れない、あきらめないで
決められた空間をもっと有効に使う事ができる
そんなプランニングを
時間をかけて考えてみてほしいです。

by tani

【狭小地の工夫】

例えば、3方が囲まれた狭小地の場合
2階や1階の道路に近い部屋なら
光の取りこみはできますが、
なかなか
1Fの奥の部屋は光が届きません。

そんな時、
2Fの一部をベランダにして
その床をグレーチングという、格子状の床にします。
(グレーチングとは道路の側溝にフタになっているようなスノコような物の事で、
材料は鉄やステンレス、アルミニウム、FRP製などがあります。)

網状になってる事で
1Fの屋根部分を光を通す素材にする事で
ベランダからの光が1Fに届きます。
ここは寝室にしているのでちょうど良い光量。
朝、こんな感じになります。

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【ベランダからの光】

そして、
2階からみたテラス兼、物干しスペース。
こんな感じです。

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【1階を明るくするグレーチングの床】

用途もしっかり守りつつ、
ここは2階のリビングからつながるテラスなので
もちろん、リビングにも明るい光を届けています。
そして、テラスのまわりの塀部分を
外壁と同じ素材で高く取っているため
周りから覗かれる事もなく
しっかりプライベートを守れます。

繁華街や隣家と近く、建てこんでいる土地の場合
視線が気になったり、
暗くなる1階の部屋の屋根から
明かりが確保できて
思った以上に明るく、気持ちよく暮らせます。

by tani

1年点検には会える事が楽しみ

気持ちよく晴れた5月
今日は1年点検に久しぶりに施主邸に向かっています。

設計中、建築中に通い慣れた道も
懐かしく、アッという間の1年だと
思い向かいました。

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もちろん、まだ一年と言う事もあって
建てた時のまま住宅地の中のモダンな外観の家は
そのままです。

まずは外回りをチェック。
引渡しの時にはなかった花壇や野菜の芽が出ていて
庭が作られていました。(^^)

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今の所は気になるような事もなく
とても綺麗でした。

室内に関しても
家具や荷物が入った事で
「住まい」という雰囲気が
より良い空間になっていました。

人がいて、物はあって家なんだと思います。
スッキリ整理されて何もない空間は何か味気なく、
さびしい感じがするものです。

1階にある和室にある小さな床の間にも
奥様が探したという
個性的な置物がある事で
グッと雰囲気良い和室になっていました。

こういう、小物や置物は
とても効果があるものだな~と
改めて思いました。

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今日は建築家のオオタデザインオフィス太田さんも
御家族で来ていました。
と言うもの、施主邸のお子様と同年代で
建築中から交流があったからです。

点検中も一緒に遊んでいたので
スムーズにできました。

今のところ、特に気になる事もなく
とても快適に暮らされているとの事。
久しぶりに明るい素敵なご家族に再会できて
嬉しかったです。

(≧∇≦) by tani

【緑を見せる玄関】

玄関に入って、こんな空間だったら
自邸ならもちろんですが、
訪問した人も、何かホッとします。

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ただ大きく外を見せる緑ではく
格子窓、落ち着いた色あいなど
玄関全体の雰囲気が窓の緑を
美しくしているようです。

こう見えるよう設計するのは
この空間は建築家の計算された
こだわりや構成力に他なりません。
壁の分量、窓の場所、大きさ、色、素材、
施主の好みを感じ取り
想像した頭の中にあるイメージを
実際の空間にしていく事。

それを伝えて説明し
作り上げていく事。
建築家のこだわりと構成力
そして、施主が設計に時間を使う事で
好みの家は出来上がっていきます。

by tani

家づくりの工夫【ワクを隠す窓】

窓の形は場所、用途、向き、開き方によって
様々です。
窓枠も決まってるわけでもなく
制作でき大きさも、ある程度自由です。

窓枠がデザインとして有効な場合もありますが
最近はワクをなるべく薄く細く、
目立たないようするようにする
そんな傾向です。

窓の外が広く見える事で部屋が広く感じる事
明るい部屋になる事など
家も進化しています。
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例えばこの窓は
壁に埋め込まれたような窓ですが、
FIX (開かない窓) です。

ワクを壁の中に見えないように作り
壁と壁の間に
ガラスがはさんであるように見せ
窓が部屋のデザインになっています。

by tani

現場打合せは確認しつつ進みます。

家のフロントに見える
「目」のようなFIX窓。
この家のポイントです。

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いよいよ施工も仕様が見える段階になって来ました。
毎回ではありませんが
ポイントポイントで
施主様との現場打合せがあります。

今は現場監督さんが設計の意図を現場の大工さんに
伝えている所。
柱にその説明書をあてて伝えている所です。
こんな光景は良く現場で見られます。
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玄関正面のスリット階段。
その向こうには、植栽が入る大きな窓。
もう1つのこの家の見どころでもあります。

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設計と施工との打合せが済んだ後、
施主様が現場に来られました。

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図面で確認していた事が
立ち上がる事で実際見えてくるのを
とても楽しんでおられました。

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建築家との家作り【収納と家事動線をまとめる】

キッチンの横にパントリーという
動線を取ることはよくありますが
このお家は、その先を
そのままバスルームへつないでいます。

家事動線を考えてキッチンの近くに
水回りをつなぐ事もありますが
このお家はその間にある収納を
ウォークインクローゼットにして
様々な収納を家事動線の中に作っています。

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キッチンから
パントリーと共有したウォークインクローゼットをぬけると
洗面所、バスルームへと繫がっています。

リビングから洗面所、バスルームへも
直接行けるので、回遊できるようになっています。
家事がスムーズにできるのはもちろんですが
家族も使いやすく、別の方が使う事も考えています。

by tani

建築家との家作り【外壁をフェンスと兼用にする】

家でくつろぐのに外からの視線を避け
部屋は明るくしたい。
最近の要望にはよく上がります。

方法は色々ありますが、
敷地が十分ない場合や、別にフェンスを立てる事を考えたら
外壁を家の盾(たて)にする
そんな事もできます。

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外壁と部屋との間がある事で
視線の気になる方角にしっかり窓が取れます。

高さのあるヘイになるので
2階の目隠しにもなり
部屋との間に距離があるので
室内の明るさも確保できます。

by tani

建築家との家作り【和風マンション?】

マンションはワンフロアである事が便利です。
特に小さいお子様がいるお家は
生活しやすいと思います。

でも一軒家になると部屋が上下階に分かれるので
このお家はマンションのように
2つの扉をあけると
リビングにつながる和室を作っています。

洗濯物をたたんだり子供を寝かせたり
ちょっとごろっとする時に
あったら便利な場所です。
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一軒家でも、和風の空間の中に
そんな形のプランニングをすると
また違う落ち着いた雰囲気になります。

by tani

建築家との家作り【お風呂のかたち】

仕事や人付き合いで疲れる毎日、
我が家に帰るとホッとします。
そして、お風呂に入ることで癒される方も多く
お風呂にこだわりたい人もいます。

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ラウンドバスにテレビ。
何とも言えず落ち着ける
ホッとして長湯になりますね。

換気の必要な所でもあるので
窓も必要ですし
視線が気になる場所の時
外ブラインドを設置する事もできます。

お風呂は人によって
こだわりもあるところです。
のんびりとくつろげる空間にできるよう
少しこだわってお風呂を作るのも
良い事です。

by tani