【明るさと空間を確保する工夫】
2019-08-04|プランの考え方
【明るさと空間を確保する工夫】
少しわかりにくいですが、
狭小地に建つ3階建ての2階リビングの一部の写真です。
■窓からの光を最大に活かす
狭小地の場合、両サイドにある家の窓を気にする事なく
明るさを取るために、
直接光を取れる階段の踊り場に斜めに3連の高窓を大きく取っています。
写真では1つしか見えていませんが
同じ大きさの窓が階段上に3つ並んでいます。
そのおかげで、階段を通して、
1階、2階に光が落ちる事で明るくなっています。
■空間を利用する部屋
踊り場から入れる中3階部分。
写真の左上の四角い窓のある部屋は子供部屋の一つです。
吹き抜けのリビングも広さを感じて気持ち良い空間ではありますが、
この家の場合は、
その天井空間を利用して
広さも程よく、リビング側に開口がある事で
コミュニケーションも取りやすく
ツリーハウスのような部屋にしてます。
■色々に使えるフリースペース
すのこのある部分は階段の踊り場から入れる
下にあるダイニングの上部フリースペース。
これもムダになりがちな空間を利用した広いスペースです。
ダイニングは座って使うので
天井の高さが低くても比較的気にならない所。
それを利用しています。
今は子供のおもちゃなどがあり子供の遊び場になっていますが
余裕の広さがあり、収納や部屋としても使えます。
■空間を立体で使う
狭小地の場合、平面で考えると
限られたスペースですが、
3階にするフロアを、ジグザグに5階のようなスキップフロアにすることで
様々なところにできるムダな空間を部屋として設計しています。
そして、光が入る明るい部分に窓を取り
室内と必要な空間を組み合わせ
面積をしっかり確保しています。
【建築家ならではのプランニング】
空間をどう利用するか?を意識したプロのプランニングで家づくりを!
自分の要望だけでこうしたプランはできません。
要望を整理し、誰が、いつ、どの程度の頻度で使うか?など
その家族の生活や使い勝手に合わせて
聞き取りした要望を提案に変えてくれるのが
建築家との家づくりです。
空間デザインがわかる建築家だからこそ、
平面だけでないプランが実現するし、
空間のムダをなくし
プランニングや材料を考え
必要なコストダウンをする事で
導線を意識した使い勝手の良い家が
予算内できます。
場所別ギャラリーとして
各部屋をまとめた画像集もこちらからご覧ください。
家づくりのご質問はいつでもどうぞ。

