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大阪の注文住宅・土地探し・住宅ローン・資金計画など建築家との家づくりをサポート

お客様の声 Vol.4

-お客様の声Vol.4-
Gさま:スキップフロアーの家

「もともと建築家との家づくりなど想定もしていなかった」と話されるのは、北摂地域にお住まいのGさまご夫妻。
結婚当初は大阪市内にお住まいだったが、子育てを考える上でマイホームを持つことは重要と考えられるようになり、家探しをスタート。

当初はマンション・建売のいずれかを購入される予定だったそうだが、見て回ったどの物件も、自分達の希望通りの間取や好みに合わなかったとのこと。
そんな時たまたまハウスブリッジが掲げていた「建築家との家づくり」書かれたのぼりをご覧になり、完成見学に参加。ハウスブリッジが提唱する、自分達らしい家づくりに共感いただいた。

注文住宅を建てるに当たり、予算面では「家賃と同じくらいのローン返済額」、ご要望としては「戸建て住宅でありながらマンションのような生活動線」「シアタールームとオーディオを思う存分楽しみたい」という思いをお持ちだったGさま夫妻。
完成した家は、住宅街でありながら中庭ウッドデッキと大きな木があり、外光が存分に降り注ぐ明るい3階建てに仕上がった。各所に収納やクロークルームを備え、1階にはご主人自慢の書斎もある。

インタビューにあたり、「予算面~土地探し~設計・施工にいたるまでハウスブリッジが親身になってサポートしてくれたので不安はなかった」と終始笑顔でお話いただいた。

完成した家
家づくりのストーリー

【インタビュアー】
まずはお二人のご年齢を伺えますか?
【ご主人】
私は34歳、妻は33歳です。

【インタビュアー】
お仕事はどのような?
【ご主人】
情報系、ですね。システムエンジニアです。

【奥様】
私は一般事務です。

【インタビュアー】
ご主人はこの近くが地元で奥さまは福島出身ということですが、そもそもなぜこのあたりに住もうと思われたのでしょうか?
【ご主人】
結婚したあと、子供が生まれた時のことを考えた時に、子育てを支援してくれる人が近くにいたら良いなと思いまして。
夫婦お互いに仕事は続けたいと思っているので、私の実家の近くに住めば両親に子供の面倒を見てもらえるだろうという期待があって・・・
幸い両親も快く子育てに協力してくれるとのことだったので、このあたりに決めました。
【インタビュアー】
家を建てるにあたって趣味なども含め、ご夫婦のご意見は合っておられたのでしょうか?
【ご主人】
いえ、そうでもなかったですね。
私は「戸建て派」、妻は「マンション派」という感じで、意見や希望は食い違っていました。
【インタビュアー】
結果、戸建て派であるご主人の希望が優先されたことになった訳ですが、夫婦間で意見の対立や葛藤などはなかったのでしょうか?
【ご主人】
家探しを始めた当初は、「とりあえず両方見てみよう」という感じでした。まずは妻の希望であるマンションから見学に行ったんですが、その物件は値段としてはそれなりに高額だったにもかかわらず、思いのほか『ありふれている』というか・・・
値段の割に特別感といかプレミア感がなかったんですよね。

【インタビュアー】
ちなみにそのマンション、お値段はおいくらくだいだったんでしょう?
【ご主人】
たしか、4,000万円~5,000万円位はしたと思います。

【奥様】
見に行ったマンションは、駅から近かったんですよ。
個人的な考えですが、「マンションは利便性が重要」だという考えなので、駅から遠いマンションには魅力を感じなかったですし。

【インタビュアー】
なるほど。もともと新大阪にお住まいだったということをお聞きしていますが、そのマンションも同じエリアの物件ですか?
【ご主人】
いえ、違います。阪急京都線の摂津市駅のそばのマンションでした。
【インタビュアー】
新しくできた駅ですね。
また、どうしてそのエリアを選ばれたのでしょう?
【奥様】
駅ができたばかりでエリア自体が(宅地や都市)開発中で、新しいマンションが多かったんです。

【インタビュアー】
今はまだ子供さんがいなくてお二人ですよね。ご結婚何年目ですか?
【奥様】
震災の年の2011年に結婚したので、今年4年目になりますね。
【インタビュアー】
家づくりを始めたきっかけについては先程少しお伺いしましたが、結婚されてすぐに家を買おうと思われたのですか?
【ご主人】
そうですね。結婚前から「家を買う」ということは意識していました。
だから結婚当してからすぐに、「終の棲家」を持とうと家探しを初めたんです。

【奥様】
私も同じ考えでした。いずれ子供も生まれるでしょうし。

【インタビュアー】
子供が生まれることを考えると、「賃貸のままではいけない・・・」と思われた?
【ご主人】
いえ「子供が生まれるから」ということと、家探しは別次元で考えていました。

【奥様】
賃貸だとずっと家賃を払っていかないといけないのがもったいないと思って。
どうせなら資産になるものが良いと考えました。

【インタビュアー】
なるほど、確かにそれは一般的な動機かもしれませんね。 ちなみに、差支えがなければ賃貸住宅にお住まいの時、 いくら位の家賃をお支払されていたのか、お教えいただけますか?
【ご主人】
だいたい9万円弱でしたね。
あと当時、車は持っていなかったので、駐車場代はかかっていませんでした。

【インタビュアー】
これから家を買おうとしている人へのアドバイスとして教えてほしいのですが、住宅ローンの支払いは、お幾ら位と想定されていましたか?
【ご主人】
賃貸の家賃からプラス1~2万円くらいで収まれば良いかな?と思っていました。
月々の支払条件は、ボーナス払いなしの月々均等払いで、です。
それくらいなら、今の生活レベルを維持したままで支払っていけると判断しました。
【インタビュアー】
そうやって、家を買う計画を立てる中で、ハウスブリッジや建築家の選択サイトであるa-net.naviを知った経緯は?
【ご主人】
きっかけは、実はちょっと運命的だったんですよ(笑)
当時はこのエリアで建て売りの購入を検討中で、家の見学会に行っていたんです。
その帰り道、「建築家が建てた家です」というのぼりを見つけて・・・。
キャッチコピーに興味をそそられて、のぼりをたどっていくと、ハウスブリッジの完成見学会にたどり着きました(笑)

※a-net.navi:300名以上の建築家が登録する建築家バンク。同サイトに登録している建築家の中から施主様のご要望に合う設計案を厳選せれた5名が提示、競合によりお好みの建築家とその設計プランが選べるサービス。

【インタビュアー】
なるほど。では「建築家」というコトバに興味を引かれたと?
G様は、もともと建て売りや分譲を考えておられて注文住宅のことは頭になかったということですが、「建築家」と聞いてどういう風に思われましたか?
【ご主人】
普段、建築家の方と関わる機会なんてまずないので・・・テレビ番組を見るくらいですよね?
だから自分が建築家の方と直接話をして家を作るなんて考えたこともなかった。
でも、「建築家の建てた家」を実際に見ることで「こういう選択肢もあるのか!」ということが分かって驚きました。家や建物に対する価値観が180度変わった思いです。

【奥様】
実際に見に行ったお家がすごく立派なお家だったんです。それでその時は「やっぱり建築家が建てるとこういう立派な家になるんだな」と思ったんですが、その後ホームページで一般のお家も色々あったので、それならうちも建てられるかな?と思い直しました。

【インタビュアー】
ごく、普通のサラリーマンでも、「建築家に依頼して自分の家を建てられる」と?
【奥様】
はい(笑)
ホームページで事例を見たり、あとはスタッフに家の建築資金のことで色々相談させていただいたので…。
当時はそもそも「いったいいくらの資金を用意すればいいのか」が分かっていなかったんです。
自分達の経験でのお話ですが、建て売りを見て回っていた時、物件ごとに提示される金額が全く違うんです。
だから本当のところ家を買うのに、いくら必要なのかが分からない状態で、「建築家の建てる家」の金額はそれまで建て売りで提示されていた金額とあまり変わらない、場合によっては安くなることもあるということが分かって。
それから、「これなら私たちにも建築家と家を建てることができるかも?!」と思いました。
【インタビュアー】
そうですね、家の金額の提示方法は色々ありますからね。
サラリーマンが家を買う時には、資金の面で難しい部分もあるでしょう。
その点についてはまた後ほど伺いますが、その前に家づくりにあたってお二人が重視された点についてお伺いします。
お二人それぞれに「譲れない要望」というものがあったかと思うのですが、それは具体的にどのようなことでしたか?
【ご主人】
私の場合は、うーん、そうですねえ・・・。
まず自分の部屋が欲しい、ということですね。
あとは、プロジェクターを使ったシアタールームを作りたかったですね。オーディオにもこだわって、配線も外から分からないように上手く隠して作りたいな!と。

【インタビュアー】
他に何かありますか?
【ご主人】
土地については、「第一種低層居住専用地域」であること、ですかね?(笑)
車が2台置けることと、それから阪急とJRの駅からそれぞれ10分以内であること。

※第一種低層居住専用地域:良好な住環境を維持するために用途についての規制が厳しい地域

【インタビュアー】
なるほど、それは少し厳しい条件ですね(笑)
奥様の方はいかがですか?
【奥様】
私は結婚後も仕事を続けるつもりだったので、家事がしやすいように交通の便が良いことが条件でした。
家のつくりでは、もともとはマンションのイメージで、1か所で生活が完結するようなコンパクトなつくりが良かったですね。
【インタビュアー】
そうですか。お話をお聞きしているとお二人の要望は少し違っているようですね。
お二人はすごく仲が良さそうですが、家づくりは順調に進められましたか?
【ご主人】
ええ、家づくりは順調にできたと思います。 家を発注するまで、土地探しに1年かかりましたが、土地が決まってからは早かったですね。 設計から完成まで2年くらいでしょうか。

【インタビュアー】
では、「家を買おう」と決めてからはいかがでしょうか?順調でしたか?
【ご主人】
ああ、それはあまり順調ではなかったですね。
土地探しには一番苦労しました。
【インタビュアー】
最初はマンションや建て売りで家探しをしておられて、その中で注文住宅という選択肢が出てきた、というお話でした。
いわば三つ巴の状態だったかと思いますが、その中で最終的に「建築家との家づくり」を選ばれた訳ですが、建築家との家づくりという選択を選ばれたことに、迷いはありませんでしたか?
【ご主人】
それは、結構すんなりと決めることができましたね。
【インタビュアー】
そうなんですか!?それはまたどうして?
【ご主人】
結局、マンションや戸建ての建て売りを見て回っていても、自分たちが住みたいと思えるものがなかったんですョ(笑)
まあ、注文住宅で建てた豪邸を見たから、というのもありますが(笑)
【インタビュアー】
G様は、土地探しで苦労されたと伺っています。
土地探しは具体的にどういう点が大変でしたか?
【ご主人】
そうですねえ、選択する時の妥協点が分からなくなるんです。
土地の広さや利便性、周囲の環境等々、土地はそれぞれ違いますよね?
だから比較ができるようでできないんです。
【インタビュアー】
お二人にとって土地探しの1年間は長かったかと思いますが、最終的に決断したポイントは何だったのでしょう?
【奥様】
1年の間にたくさんの土地を見て数をこなしていると、良いなと思うところは値段もすごく高くて、初めに立てた予算の倍以上するところも見てきましたし。 その中で決めたのは、結局は広さと値段とのバランスですね。

【ご主人】
うん、やっぱりある程度自分達の目で見て経験を積まないと決断できないので。
実はここは、一番最初に見た土地なんです。でもやっぱり他の土地もそれなりに数を見てからでないと、と思って・・・
でも最終的にここが一番バランスが良いということになって、ハウスブリッジさんとも良くも相談したうえで決めました。

【インタビュアー】
他に気になる土地や場所はありましたか?
【ご主人】
もちろんありましたよ。
エリアは「島本で!」と決めていたので、同じエリアでいくつか候補がありましたね。
【インタビュアー】
なるほど。土地探しを解決するには、たくさん見ることで基準点が分かるようになって、そのうえで自分達の要望にあった場所を見つける。
という感じですか?
【ご主人】
そうですね(笑)
【インタビュアー】
最終的には家を建てることが目的になると思います。
あえてお聞きしますが、G様にとって、「土地」というものは家づくりの中でどの程度のウエイトを占めると思いますか?
【ご主人】
うーん、2~3割でしょうか。
家を建てた当初は1割くらいかな?と思っていましたが、やっぱり利便性も大切ですし。
でも土地を探している最中は、土地の条件面だけしか目に入らなくなってしまって・・・
家が欲しいのか?それとも土地が欲しいのか?分かなくなってしまう。
でも結局土地は、家を建てる地盤でしかないことにあとで気がついたんです(笑)
【インタビュアー】
では、利便性さえ確保されれば、設計や施工などあとの方が重要ということですか?
ここまでの流れを少し振りかえりますと、物件をたくさん見て、何が大事かを見直したうえで予算も考慮して、最終的な決断には勢いも必要・・・ということでしょうか?
【ご主人】
確かに、自分達だけでは決め切れなかったかもしれません。第三者の意見で背中を押してもらわないと決断できなかったかも?
プロデューサー的立場の人がいた方が良いですね。
最後にはハウスブリッジさんの「これで行きましょうよ!」という一言で決めたんです(笑)
実は設計ができてからも「ホントにここに建つの?!」って言っていたくらいでしたから。
【インタビュアー】
家づくりの基本的な流れとしては、まず資金計画があって、土地探しをして、住宅ローンを組んで、設計・施工へというものが一般的ですよね。
こういう流れについてはご存知でしたか?
【ご主人】
いいえ、全く分かっていませんでした。
最初の頃の考え方では、完成している家がいくらだからそのための支払いがいくら、という感覚しかなくて、それが当たり前だと思っていました。 「家を買う」という感覚でしたね。

【インタビュアー】
「家を買う」ということは、そもそもその「家」を持っている人がいるということですよね。つまりは不動産屋さんが持ち主ということになりますが、この場合には持ち主の方が主導権を握っています。
一方で注文住宅の場合は、施主さんが主導権を握っています。
実はこのことを知らない人が非常に多い。
だから何も知らないまま何となく家を買ってしまって、後になって「住環境や生活導線が自分に合わない」など、気に入らない部分がいっぱい出て来て、激しく後悔したり・・・。
でもせっかく高いお金を払うのだから、自分達で選んだもので自分達が楽しい家である方が良いですよね?
G様は、自分達が主体となって資金計画を立てたり土地を探したりG様、という流れをご存じなかったということでしたが、この方式にとまどいはありませんでしたか?
【ご主人】
そうですね、すんなりとはいかなかったです。
一言で言うと、めんどくさかったというか・・・(苦笑)。
手順も多くて手間暇がかかるんですよね。
【インタビュアー】
なるほど(笑) でも土地を買って、いわゆる「土地持ち」になったときのお気持ちは?
【ご主人】
それはもう、「資産を持てたんだ!!」と思いましたね。
ココはもう自分のものなんだ!!という喜びが(笑)
【インタビュアー】
その気持ち、良く分かります(笑)
では、土地を買った後はどうされたのでしょうか?
【ご主人】
その時にはもうハウスブリッジさんに相談しながら進めていたので…
次は「設計のコンペティション(競合)をしましょう」ということで、そのために家に対する要望をまとめる作業を始めました。
要望はなかなかまとまらないんですけど、夫婦二人であれこれ考えること自体がとても楽しかったですね。
ああだこうだと言いながら進めるのが楽しくて!
そういう点でも注文住宅は私たちに合っていたと思います。

【奥様】
自分達の普段の生活を話すことでオーガナイザー(多様な意見を取りまとめる専門家のこと)さんがまとめてくれるんですが、それが面白かったです。
頭で考えていることがたくさんあっても、それをだれかに話す機会がなかなかなくって・・・
それを改めてまとめることで、自分達が「どういう暮らし方をしているのか」や「どういうことに興味があるのか」が客観的に分かってくる。
オーガナイザーさんから聞かれる質問には、一見家づくりには直接関係がないことも含まれていますが、質問を通してこちらの要望をまとめていただけるんです。

【インタビュアー】
それらの要望をコンペで出して、今回5名の建築家から施工案があがってきたとお聞きしていますが、具体的にどんな案があったのでしょうか?
【ご主人】
(建築家が提出した設計プランを見せていただきながら)
まず1つ目は、格子を重視したつくりの案でした。この案はシアタールームが、玄関を入ってすぐの部屋に設けるような設計になっていましたね。
2つ目は妻の要望を取り入れた案でしたね。間取りをずらすことでうまく空間を作ったプランでした。
これが3つめですね、これは中庭や屋上テラスを作って、風の流れを考えたつくりになっています。玄人向けな感じですね。唯一、1階にキッチンやダイニングを持ってきている案です。
4つめは、イメージ図をパッと見てワクワクするプランでした。間取りが効率的で生活導線についても良く考えられています。
最後の5つ目が、採用したプランです。2階建てで要望を出していたのに、なぜか3階建てなんですよ!!(笑)
建築家に要望をカタチにすると「こういう形にしかなりません!」と言われまして(笑)
決め手は、模型を見て気に入ったことと、お会いした時の建築家の印象がとても良かったことです。
【インタビュアー】
なるほど、分かりました。お聞きしていると、4番目と5番目のプランで悩まれたようですね。
ご自分達のためだけに、プロが準備したプレゼンテーションを受けた感想はいかがでした?
普段そういった機会はなかなかないかと思うのですが。
【ご主人】
楽しかったですね。

【奥様】
同じ要望からこれだけ違ったものがあがってくるのか!! ということが面白かったです。

【インタビュアー】
お二人は多分コンペ(コンペティションの略)の後、どのプランを選択するかで悩まれたと思いますが、最終的にプランを決めたポイントは何でしたか?
【ご主人】
提案の内容で言うと、選択した以外のプランは私の要望が強く出ていたのですが、選択した提案は私の要望だけでなく妻の要望もちゃんと入っていたんです。 模型も気に入りましたし。 それから先生の第一印象が良かったこともありますね。一番話しやすそうだな、と感じていましたし。この人となら、「家づくりを一緒にやっていけそうだな」って。 自分達と年代的にも近かったですし。
【インタビュアー】
奥様の要望が入っていたことと、あとの付き合いも考えたうえで建築家の人柄が良かったことがプラン選択の決め手になった、ということですね?
最初からひとりの建築家に決めることと、コンペという形で5名の建築家の中から選ぶことについてお聞きします。コンペ自体はお二人にとってどういうものでしたか?
【ご主人】
そうですね。
コンペに出てくる建築家の方というのは、皆さんさすがにレベルが高いと思いました。
そういった案を見ることで、自分達の目が肥えてきて、その後の設計に活かすことができましたし。
たとえ多少の費用がかかっても、コンペは是非やるべきだと私は思います。

【奥様】
コンペ自体がどうこうというより、色々な人の意見を聞くということが大切だと思います。
プロの意見を聞くことで自分自身学習できて、自分が思い描いているものがどういうものかも分かってきます。

【ご主人】
そうですね、ひとつづつ違う提案を比べることで、自分がより重視しているところが分かってきます。そういう意味でも、コンペをやった価値は十分にあったと思います。

【インタビュアー】
これは一番お聞きしたいことなのですが、家が完成して鍵を渡された瞬間、つまり引き渡しの瞬間のお気持ちはいかがでしたか?
【ご主人】
「やっと手に入った!」「これから家に自由に出入りできるんだ!!」という気持ちでしたね。
ただ、そういった嬉しい気持ちの反面「これからは家のことは全部、自分達でやらなければいけないんだ・・・」ということを思うと、多少の不安もありましたね。
【インタビュアー】
分かります。
家を持つ・管理するというのは色々とプレッシャーがかかりますよね?
家が完成してから、ご両親やお友達を招待されたかと思いますがいかがでしたか?
【ご主人】
自分達の成果として家をお披露目できることが良いですね?
自分達が関わって作った家なので、ひとつひとつ「ここはこういうことを思って作ったんだよ」と説明できますし、それを聞いてお客さんが「おぉ」って感心してくれると嬉しいですし(笑)
【インタビュアー】
奥様は、最初マンションのような家が欲しいとおっしゃっていて、結果ほぼご自身の要望通りの家が手に入りましたよね。鍵を手にした時の感想はいかがでしょうか?
【奥様】
「ここが自分の帰るところなんだ!!」という気持ちが出てきました(笑)
【インタビュアー】
引っ越しが終わってからの、何の用事もない休日にはお二人何をされましたか?
【ご主人】
そうですね・・・、実は今でもあまり終わった感じがしないんですが(笑)
私はリビングに寝転がって、好きな音楽を流して、庭の木を眺めたりしながら至福のひとときを過ごしました。

【奥様】
私は和室の畳を気に入っていて、そこからも木が見えるのでそれを眺めて「自分だけの空間があるのはいいなあ~♪」と言いながら、じんわりと幸せを感じています。

【インタビュアー】
最後になりますが、これから家を建てようと考えている方々にひとこといただけますか?
そもそも、注文住宅という選択が頭にないという人も多いかと思います。
お二人は極、一般的なのサラリーマンで特別資産家という訳ではないと思うのですが、そういう「普通のサラリーマンでも家を建てることができるのかどうか?」ということについても合わせてお答えください。
【ご主人】
サラリーマンが注文住宅を建てられるか?建てられないか?
と問われれば、サラリーマンでも注文受託を建てることはできると思います。
ただ、それぞれご家庭の事情は違うでしょうから、この形がベストであるとは言いませんし、あえて万人に勧めようとも思いません。
けれどもし、色んな選択を踏まえて結果として注文住宅を建てたいと思ったのなら、「自分達の建てたい家をじっくり考え抜いて建ててください!」と言いたいです。
【インタビュアー】
家を持つにあたって建て売り、マンション、分譲、注文住宅という選択肢がありますが、その中で注文住宅はどういうポジションにあると思いますか? お友達に注文住宅について聞かれた時にはどう答えていますか?
【ご主人】
予算との兼ね合いもあるかと思いますが、やっぱり「枠にはまりたくない」という気持ちがあるのかもしれません。 枠にはまったものではなく、自分達で枠を作りたいという気持ちが一番大きいですね。
【インタビュアー】
奥様のご意見はいかがですか?
初めマンションを希望されていたのに、結果的に戸建てでしかも注文住宅になりましたが?
【ご主人】
私も、決まり切った家は嫌だったんです(笑)
最終的にマンションに惹かれなかったのは、「マンションの空間中で生活をする」ということに縛られるのが嫌だったのだと思います。 自分の生活を家に合わせるのではなく、自分の生活に合った家が欲しかったんです。 その点、注文住宅は他のものと大きく違いますね(笑)
【インタビュアー】
なるほど。お二人を見ていると、夫婦で仲良くやらないと良い家はできない、ということがとてもよくわかりました(笑)
今日は貴重なお話をありがとうございました。

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