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お客様の声 Vol.11

-お客様の声Vol.11-
Oさま:建築家と二人三脚で作る3人サイズの家

老朽化が目立つ社宅を出て、新築マンションをターゲットに物件を探して契約寸前までいったO様。しかし新築マンションの将来的な修繕のことがひっかかり、契約を白紙に。他に納得できる条件のマンションが見つからず、それなら納得できる一戸建てをと、以前に友人も建てたというハウスブリッジに依頼した。

『家を買ったはいいものの「建て直したい」と言う人の声をよく聞くが、うちはまったく不満がない。それどころか、住めば住むほど愛着がわいている』
というOご夫婦にお話をきいた。

完成した家
家づくりのストーリー

【インタビュアー】
ご職業や家族構成について教えてください。
【ご主人】
40歳で特殊法人に勤務しています。10歳になる子供が一人います。

【奥様】
31歳、主婦ですが昼間はパート勤務です。

【インタビュアー】
どのようなきっかけで住まいを購入しようと思われましたか。
【ご主人】
友人が社宅を出て家を建てはじめたのがきっかけですね。社宅は職場から近いし家賃も安くて、その点は良かったんですが、かなり老朽化が進んでいたんです。耐震工事などで社宅内を引っ越ししなければいけないタイミングで家を建てて出ていく人もいたり。うちも一度引っ越していて、その頃から将来のことを見据えた家を買うことを妻と相談し始めました。

【インタビュアー】
一度はマンションを購入しかけたそうですが、購入に至らなかったのはなぜですか。
【奥様】
契約寸前までいったマンションは、配管が全棟に通っているのがひっかかったんです。それで本当にこれで決めていいのか?将来傷んできたときに補修はどうなるのか、契約前日でしたが徹夜で徹底的に調べました。
それで出した結論は「納得できる回答があれば契約しよう」でした。でも残念ながら納得のいく回答は得られなかったんです。

【インタビュアー】
他のマンションもあったはずですが、一戸建てを建てる方向に変わったのはなぜですか。
【奥様】
マンションを探したきっかけは、ママ友が草津のマンションを買った時に見に行って、駅も近いし、交通の便も良くて、いいなと思ったのがきっかけでした。
それで新築のマンションを買うつもりで探し始めました。でもやっと見つけたマンションもさっきの配管のことや、維持費・管理費・駐車場代も含めて考えると結構高くつきそうでした。
将来的に手放すことを視野に入れると売れるのか?という不安もあり、それなら納得のいくように作れる一戸建てがいいんじゃないか?と考えたんです。

【インタビュアー】
戸建てをハウスブリッジに依頼したのはなぜですか。
【ご主人】
実は2年前にインタビューに回答していたO君とは同僚で、色々と家づくりのことを聞いていたんです。O君が楽しそうに「神戸で建築家に会ってきた」「土地を探している」「家を好きなように作れる」と話していて、「いいな」「楽しいんだな」と感じました。身近に実際に建てた人がいるし、紹介もしてもらえるしで、戸建てを建てるなら谷さんにお願いしようと思っていました。O君も彼のお姉さんの紹介で谷さんにお願いしたんじゃなかったかな。

【インタビュアー】
家を建てるにはいろいろなステップがありますが、一番苦労したことは何ですか。
【奥様】
やはり土地探しですね。

【ご主人】
O君からは土地探しも楽しいとは聞いていましたが、金額はどうなるのかが気になりました。まず谷さんにファイナンシャルプランナーを紹介してもらって、土地探しから始めました。
それでこの土地を見つけたまでは良かったんですが、谷さんに相談する前に売り手側に「ここが欲しい」と言ってしまったんです。売り手は少しでも高く売りたいわけですから、足元を見られて想定より高くついてしまいました。それでも小学校の学区や立地は絶対にここが良かったですし、他はもっと高かったので決めることにしました。

【インタビュアー】
プランニングを依頼する建築家はどのように決めましたか。
【ご主人】
私は来客用の駐車スペースがあればいいという程度で特に希望はなかったんですが、妻は以前からSNSや建築の本を見て、ゴージャスな感じや高級感がある家をイメージしていたようです。そこで谷さんが妻の拘りに合う建築家を3人選んで紹介してくれました。3人ともクセがすごかった(笑)

【奥様】
私がすごく人見知りなので、話しやすい、相談しやすい人がいいねと夫と話していて、一番話しやすかった梅田先生にお願いすることにしました。話していても親身に私の思いを汲んでくれて、「いい家を建ててくれるんだろうな」と思いました。梅田先生はオリジナルの提案書も作ってくれて、そこに熱意を感じたこともあります。

【インタビュアー】
予算のことや家族間の意見など「建築家との家作り」は順調に進みましたか。
【ご主人】
基本的には妻の思うようにと、妻と梅田先生で進めてもらいましたが、お金のことだけは気になりましたね。「このタイルがいいっていうけど、それなんぼするの?」と、金額を聞かないと怖くて。

【奥様】
とても楽しかったです。一生モノの買い物ですし、私は優柔不断で色々と迷ったり悩んだりもしましたが、その都度まわりの人や夫に相談したりして決めていきました。

【インタビュアー】
建築家とは具体的にどのようなやりとりで進めましたか。
【ご主人】
梅田先生はいつも2つ提案をくれて、模型も2つ作ってくれたりと、2軒分の設計をやってもらってるようで申し訳ないと思いましたが、とてもありがたかったです。例えばリビングについては具体的なイメージがなかったんですが、1階にリビングがある案と2階にある案を作ってもらいました。それで駐車場に屋根が欲しかったことと、予算を抑えられるかと思い、リビングを2階にして空いたスペースを駐車場にすることになりました。2階がリビングだと天井を高くしなくても明るさを確保できるし、材料費も抑えられるからと、梅田先生が考えてくれました。

【奥様】
梅田先生が持ってきてくれる図面や模型で、大きく変えることはありませんでしたね。リビングが2階だと買い物の荷物を運ぶのが大変じゃないかという意見もありましたが、まわりのお宅のリビングは1階なので、うちは逆に2階にしました。これならお互いの視線が気にならないですし、光も取り入れやすいということで、すぐに決まりました。

【ご主人】
何度も何度も打ち合わせをして、「あれが欲しい」「こうしたい」と言うと、梅田先生がこちらが好きそうな提案を2つ持ってきてくれるんです。毎回どっちにするか悩まされるんですが、その中に「これは違うな」というのは無くて、「さすが梅田さん、すごい」と思いましたね。

【奥様】
梅田先生には設備を見にショールームについてきてもらったり、画像を送って家具選びの相談をしたり、とにかく何でも相談しました。とても心強かったです。

【インタビュアー】
設計段階から楽しんでおられたようですが、家が完成して「終わり」となって寂しくなかったですか。
【ご主人】
家作りはしんどかったですが、打ち合わせをすることもなくなり、梅田先生ともう会えないんだと思うと寂しいな、と。梅田先生と家作りを始めるまでは、打ち合わせなんて楽しくないと思ってましたから。

【奥様】
私が優柔不断で何を決めるのにも時間がかかったので、打ち合わせから開放されると思うとホッとしたところもありました。家が完成したらしたで、引っ越しや子どもの転校の手続きなどに追われていたので、寂しいと思ったのは諸々が落ち着いてからですね。お風呂に入っている時に足を伸ばせたり、テラスで家族揃って朝ご飯を食べたり、日常のふとした時に家を建ててよかったなと思います。

【インタビュアー】
これから家づくりをお考えの方へアドバイスをお願いします。
【ご主人】
引っ越しのタイミングは遅くなって、転校など子どもにとっては良くなかったと思いますが、早かったら谷さんに出会えてなかったですし、建てたタイミングも良かったと思っています。
家を見た人からは「すごい」と言われるので、自慢するようで友人は逆に呼びにくいですが、アラを探して文句を言わせてあげないといけないですね(笑)
最初の土地探しでつまづいたり、大工さん家具を作ってもらったりして、結果的に予算もオーバーしましたが、それに見合うものができてとても満足しています。

【奥様】
家を買ったまわりの人からは結構「建て直したい」と聞きますが、私は1年経ってもまったく不満がないし、他のお宅にお邪魔してもウチの方がいいですね。思い返せばマンションを買おうとした時にマンションのことを調べまくったことも良い思い出です。「安くて場所が良ければ何でもいい」という友人にも「知らないのは損。あとで後悔する」とアドバイスしています。なかなか聞く耳を持ってもらえませんが、安易に家を買おうとせずによく調べて、納得できる家を建ててほしいと思います。