キッチンの背面を有効活用した収納【キッチンバック】
最近人気のアイランドキッチンやペニンシュラキッチン。
そんな対面型キッチンで重要なのが、キッチンの背面部分です。
せっかくならスペースを有効利用したキッチンを作りたいですよね。
そこでおすすめなのが、キッチンバック。
今回は、背面スペースを有効利用したキッチンバックについて紹介します!
キッチンの形
まず、キッチンにはいろいろな形があります。
- 壁から離したアイランド型
- 壁に設置するI型
- 角を利用したL型
- 後ろにカウンターを作る二列型
- 壁付けにした対面式のペニンシュラ型
油煙が回らないようにしたい、家族と話しながら料理がしたい、部屋を広く使いたいなど、要望によって形は変わります。
今回ご紹介するのは、この中のアイランド型キッチンです。
アイランドキッチンの収納
この家のご希望はアイランドキッチン。
小さなお子様がいる場合、家事をしながら子どもの様子を見えるようにしたいからです。
アイランドキッチンは『島』のように壁とつながっていない事で、両サイドからの出入りが可能。
キッチンの利用度は高く、動線の自由度は家事動線のかなめでもあります。
そして、施主の希望は、手持ちの食器棚や冷蔵庫もキッチンバックの中に収めたいということでした。
ちなみにキッチンバックとは、キッチンの後ろの収納や作りのこと。
使い勝手がよく、閉めてしまうことで、キッチン特有のごちゃごちゃ感も見えなくなりスッキリします。
後ろの4枚の引き戸を閉める事でキッチンバックを隠すことができるプランになりました。
キッチンバックのポイント
引き戸にする場合の注意点は、それぞれの引き戸のひきしろを作ることです。
それぞれの建具をまとめてしまうためには、それぞれのレールが必要です。
4枚の引き戸を収めるために2本のレールにすると2枚は同じレールにあるため、まとめることができません。
そこで、4本のレールを作ると4枚の引き戸をまとめて収納することが可能になります。
特にキッチンバックを引き戸にする場合は、使う度に左右の引き戸の移動をするのはとても面倒ですよね。
意外と気づかない点ですが、キッチンバックに収納を作る場合は、開放的に使うために収納の作りに気を付けましょう。
キッチンを作る時の考え方をもっと知りたい方はこちら
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