おしゃれで使い勝手のいい玄関の作り方
玄関は、出かけるとき、帰ってきたとき、家族みんなが通る大事な場所。
お客様を迎える家の顔ともいえる場所です。
でも、オシャレかつ使い勝手の良い玄関、両立するのは難しいと思っていませんか?
建築家との家づくりなら、両方の悩みを解決することができるんです。
今回は、そんな見た目と使い勝手にこだわった玄関を紹介します。
【玄関の第一印象】
この写真は、玄関から入ったところです。目線が通る大きな窓の外に緑が見える。
それだけで、帰ってきた家族、訪問した人を迎える気持ちの良い空間です。
玄関は人を迎えるところなので、ゆとりを感じたいし、広くとるのが理想。
しかし、室内の広さを考えると、「広い玄関」はなかなか難しいのが現実です。
この玄関は、広さだけを見ればそんなに広いわけではありません。
広く見える工夫がいろいろ隠されているのです。
【窓の大きさ・高さの意味】
その1つが、正面のはめ殺しのガラス窓。
テラスの床と室内の床がそろっているため、つながりや広さを感じられます。はめ殺しのガラス窓は天井まであります。
通常は「たれ壁」といって、窓の上部に短い壁があります。
ただ、その短い壁のせいで空間が仕切られて、広さを感じにくくなるデメリットがあるのです。
この玄関は、天井までガラス窓が続いているため、外との仕切りがなくなり、空間のつながりを感じられます。
また、大きな窓は光をより多く取り入れるので、多少曇っていてもとても明るい玄関になります。
【視線を避ける工夫】
入ってすぐ目に入る緑。
癒しだけでなく、奥のダイニングキッチンをさりげなく隠す役割もしています。
奥に部屋が見えるため、奥行きを感じつつ、ほどよい目隠し効果でプライバシーも守れる一石二鳥の演出です。
【スッキリ使いやすい工夫】
右側に土間と床をまたぐ大きめの引き戸があります。
玄関土間から入ると、そこは家族のプライベート玄関。
フローリングの床から入ると、
- 出かけるときに靴を選ぶ
- 鏡で身支度を確認
- そのまま土間から玄関に出る
こんな便利な動線になっています。
どちらからも使いやすいうえに、見た目もスッキリしますね。
【動線上にある収納】
玄関にはいろいろな物があります。
- 家族それぞれの季節や用途に分かれた靴
- 傘
- 靴のお手入れグッズ
- ハンコ
- 鍵
- 子どもの外用おもちゃ
- ペットのお散歩用グッズ
これだけたくさんのものが出ていると、ゴチャゴチャしているので隠したいところ。
この玄関は、家族が「収納を通過する形」にしているので、動線上に収納があるのです。
扉で隠していないので、出し入れが簡単で片づけやすい。フタやドアがないので、コストダウンにもつながります。
家族は右側の引き戸の奥にある玄関から入ります。
そこには家族全員の靴を並べてあり、傘やカッパ、冬はコートもかけられるようになっています。
外のポストから郵便物を入れると、プライベート玄関の棚に入るようになっているので、郵便物を取りにいくのも簡単です。
玄関の作り方のアイデアについてもっと知りたい方はこちら
【建築家ならではのプランニング】
空間をどう利用するか?を意識したプロのプランニングで家づくりを!
自分の要望だけでこうしたプランはできません。
要望を整理し、誰が、いつ、どの程度の頻度で使うか?など
その家族の生活や使い勝手に合わせて
聞き取りした要望を提案に変えてくれるのが
建築家との家づくりです。
空間デザインがわかる建築家だからこそ、
平面だけでないプランが実現するし、
空間のムダをなくし
プランニングや材料を考え
必要なコストダウンをする事で
導線を意識した使い勝手の良い家が予算内でできあがります。
家づくりをする人にとって、
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