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家づくりブログ

キッチンを作る時の考え方やアイデア②

2023-05-10|

キッチンでは、素材やシンクの形、収納スペースなどが気になってくると思います。

それを一つ一つお客様がショールームに足を運び選んでいく。

これも建築家との家づくりの一つの醍醐味でもあります。

  • シンプルキッチン
  • セミオープンキッチン
  • 座り方を選ばない
  • キッチンはプランを考える時のポイント
  • どこを絶対気にするか?によってタイプが決まる
  • キッチンには奥行きの狭い棚が便利
  • キッチンの床①
  • キッチンの床②
  • ドアを共有する

シンプルキッチン

キッチンを選ぶ時、

「どこのメーカーにしようか?」ではなく
「どんなキッチンが使いやすいか?」と「自分がどんな風に使っているか?」

考えてみて下さい。

設計:レベルライン建築設計事務所

形に合わせて使うのではなく、自分の好みに合わせると
こんなシンプルな形になるかもしれません。
コストダウンにもつながります。

セミオープンキッチン

LDKという間取りになってから
リビングに向けてオープンのキッチンが多い中
このキッチンはセミオープン。

設計:設計永森建築事務所

リビングに対して、半分開き半分閉じています。

油の煙が部屋に回らず、キッチンを隠した壁に棚を作る事で細々した物が置けます。

座り方を選ばない

今はイスに座って食事をするスタイルが多いですが、昔は正座して食べていました。

座敷で食事をするのもゆったりとするものです。
親の世代と一緒に食事をするなど、誰もがテーブルを囲んで食事ができるように
和室の角にテーブルを設置してキッチンの土間からつなげています。

設計:永森建築事務所

足を降ろせばイスになりますし、イスが無いことで人数も座れます。
床をタイルにすることで掃除もラクです。

キッチンはプランを考える時のポイント

  1. 見せるキッチンにするか?見せないキッチンにするか?
  2. 作りながらコミュニケーションを取りたい
  3. ダイニングへ、ダイニングからの片付け
  4. 配膳する場所をどこに取るか?
  5. 開放感が欲しい
  6. 臭い煙が気になる
  7. 集中できる個室にしたい
  8. 家族や友達と一緒に使う
  9. 家具のような存在感が欲しい
  10. コンロ部の掃除が気になる
  11. 作業スペースが広く欲しい
  12. どの部屋とのつながりを重視するか?
  13. 食器、調理器具の量
  14. よく使う家電類の量と場所
  15. ごみ箱の場所や分別
  16. ストックの量
  17. 収納の広さと場所
  18. 利き腕はどっちか?
  19. デザインや色
  20. 食洗機、浄水器などの設備

などなど、ちょっと書いてもこんな感じ。

考えるポイントがたくさんあります。

どこを絶対気にするか?によってタイプが決まる

実際使う時に本当にどう使うか?それを真剣に考えないといけません。

シャープな感じでもあり高級感のでる茶色の人工大理石の天板。

キッチンは単に要望を出すだけでなく、聞き取りすることがとっても大切。
何もかも選択はできないので、

  • 何をどう気にするのか?
  • それはどうしてか?

なんて聞き取りしていくと、

  • その人がどんな事を気にしているのか?
  • どんな性格なのか?
  • どうしたら使いやすくなるのか?

など、理想と実際の矛盾を埋めていったり、本当はもっと違う部分を改善したほうがいいことに気が付きます。

キッチンの要望を元に話すことで家全体の要望にも関わってきます。
もちろん、キッチンの配置やその他の部屋とのつながりでプラン全体にも影響してきます。

しかも、具体的に考えやすい部分なのでキッチンをしっかりヒアリングすることで家が見えてくるって感じです。

機会があったら是非、キッチン診断は受けてもらいたいです。

キッチンには奥行きの狭い棚が便利

使い方、片づけ方に個人差が出るキッチン。

1つの方法ですが、キッチンバックの壁に全面溝を入れ奥行きの狭い棚を設けます。

キッチンの小物はたくさんあり、それぞれそんなに大きな物ではないので奥行きがありすぎても使いにくい。

表に出しっぱなしが嫌いな人には不向きですが
このように良く使うものをすぐ使える壁に設置します。

溝にL字金物で作った薄い棚。
少し曲げる事で落下防止になり小皿やコップ類は十分置けます。

さらに上手に飾ればなかなかオシャレに使えます。

素材にもよりますが、片付けしやすく、掃除しやすい結構すぐれものの棚になりますよ。

キッチンの床①

最初にも書きましたが、あなたならどれにしますか?

キッチンの天板をそのまま伸ばしてダイニングテーブルにすると
料理を盛りつけする時、片付ける時、フラットなので使いやすくなります。

でも、立って作業するキッチンと座って食事するダイニングの床を同じレベルにすることはできません。

そこで、

  1. キッチンの床を下げる
  2. 椅子の高さを上げる
  3. 両方イヤなのでテーブルに段差を付ける

どれかを選びます。

キッチンの床②

実際の施工は③が多いのですが、②椅子の高さを上げるを好む方もいます。
食べる人と作っている人と目線が合って、床の段差がないっていうのがイイってことですね。

①は水回りだけ床材を変えやすいし
椅子も普通の高さなので使いやすいって言われますが、
選びにくいかもしれないです。

②の椅子の高さはちょっと気になるかな?と思いますが
床がフラットというのは色々な意味で選ばれたのでしょう。

③は色々考えた結果、選ぶ人が多いということだと思います。

どのタイプもメリットデメリットがあり何を基準にするかによるので
高さ1つでも、よく話し合って決めてもらえたら嬉しいです。

ドアを共有する

近いと使いやすいけれど、見えると気になるキッチン回りの収納。

全面に付けた3枚引き戸を付けて収納と冷蔵庫を隠せるようにすると、両方が解決します。

このお家は中を使い勝手で仕切り棚と付けていますが持っている家具をそのまま入れることもあります。
棚だけ作っておいて、好きなカゴで整理する方もいます。

閉めてしまえば見えないのでいろいろな物が隠せます。

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