キッチンを作る時の考え方やアイデア①
長時間使うキッチン。
日に何度も使うところですから、生活スタイルに合わせて使いやすくしたいですよね。
何を重視するか?によりますが、いろいろなPointで書いてみたので是非参考にしてみて下さい。
- キッチンとダイニングテーブルの高さ
- オーダーキッチン
- キッチンの工夫
- 調味料の置き場所
- マンションのキッチン
- クローズドキッチン
- キッチンの床
- LDKの気になる事
- 木で囲う
- キッチンを中心に
キッチンとダイニングテーブルの高さ
4mの人工大理石天板、長い!
食器の運び、片づけ、掃除を考えて、ダイニングと天板は段差を付けずつなげたいとのこと。
そして、この形になりました。
でも1つ問題が!
ダイニングは座って使う、キッチンは立って使うので高さをどこかで調整するんです。
- キッチンの床を下げる
- ダイニングの椅子を高くする
ここでは①を選び、キッチンの床部分だけ少し低くなっています。
- 床が一部下がっていたらちょっと危ないかな?
- ダイニングの椅子の高さが高いと座りにくいかな?
- フローリングが繫がってた方が掃除しやすい
- キッチンの使い勝手
こうやって、何を選ぶか?によってプランは大きく変わります。
4mもの長さ!って書きましたが、キッチンとテーブルの長さを足したらふつうの長さなんです。
オーダーキッチン
キッチンを作る、変えると言ったら、当然のようにメーカーのショールームに行く。
そして、どのメーカーにするか?と検討するでしょう。
メーカーのキッチンは基本的に15㎝、30㎝、45㎝、60㎝の決まった箱の何を選ぶか?で組み合わせるだけです。
- いらない物があるかもしれない
- 長さをそろえるために、必要ない物を選ばなきゃいけない
- メーカーによってある物、ない物があったりする
こんなデメリットがあります。
自分の使い勝手を考えるとメーカーにない形かもしれません。
見た目の好みもオリジナルで、自分仕様のキッチンで作る料理は楽しいものです。
そして決して高くなるわけではありません。
自分で作るキッチン、使いやすくて不要な物がなく好みのデザインで作れます。
選択肢に入れても良いのではないでしょうか?
キッチンの工夫
1人で使う分にはキッチンはコンパクトな方が手も届き移動も楽。
でも色々な物や材料を使うので工夫は必要です。
例えば、このキッチン。
奥に棚を設置してます。
その棚の右側は上下がパントリーになっていて収納を確保しています。
棚の下はキャスター付きのゴミ箱を置くスペース。
ちょっとした工夫でキッチンは使いやすくなります。
調味料の置き場所
調味料、どこにおいてありますか?
テーブルの上、食器棚の中、食事の度に出す。
日々必要な物ですし、近くに置いておきたいものですよね。
設計:(株)セイ建築設計室
キッチンカウンターの下の部分にニッチを作っておくと
使いやすく邪魔にならず、ホコリもちょっとよけられます。
背板を引き戸にしておいたらキッチンとの共有もできて便利ですね。
マンションのキッチン
マンションによくある窓でつながったキッチンは
- コミュニケーションを取りつつ
- 配膳、片づけの動線を短く
- 作る人の孤独感なく
- 作業しながら様子もわかりテレビも見れる
- 油煙が回りにくく
- 物の多いキッチンが丸見えにならない
設置する場所や向きを考えたら意外と注文住宅にもアリかと思います。
設計:(株)木津建築設計室
クローズドキッチン
様々な要素で3タイプのキッチンに分かれますが、ほとんどの方がオープンかセミオープンにします。
でも、ごちゃごちゃしやすく、油煙、臭いの気になる所なので別にする方がよいかもしれません。
「作る時は作る、片付ける時は片づける」と割り切ってしまうといいですね。
木の引き戸の向こうはキッチンで、小窓のあるクローズドキッチンです。
設計監理:オオタ デザイン オフィス
キッチンの床
キッチンの足元は日々使うので水・油でいつも汚れやすい所です。
キッチンマットをひく人もいますが嫌う人もいます。
設計:一級建築士事務所sign
床のフローリングが木材だと気を使います。
キッチンの床だけタイルにすると気兼ねなく使えます。
大判にすると掃除もしやすくオシャレです。
LDKの気になる事
要望に最も多いLDK。
家族で集まり楽しく食事をして、キッチンもリビングに向いていてほしい。
ただ、煙は臭いだけでなく油も含んでいて、ホコリと一緒になるとお掃除も大変です。
設計:北野彰作建築研究所
天井をつたって流れる湯気や煙をガラス板をおろすことでストップ。
リビングに流れないよう止めることでずいぶん軽減できます。
木で囲う
機能的なキッチンはたくさんありますが、見た目が和風のキッチンはめずらしい。
こんな風に普通のキッチンを囲うことで、和食のお店のような雰囲気になります。
設計:村岡デザイン事務所
反対側に棚を作ることでカウンターになります。
横は通常折り畳み、ステイをつけて使う時に跳ねだすようにしています。
キッチンを中心に
「キッチンの場所は家作りの1つのポイントになる」ということを以前紹介しました。
画像はあるキッチンに立って見たところ。
リビングに向かっていて正面の壁にTVが設置され、左の机でパソコン、家事や子供の宿題などができます。
設計:ランドサット
庭の景色と高台の土地から借景の良い所。
キッチンを左に移動すると洗面・バスルームです。
キッチンの右には玄関。
また、すぐに上がれる位置に階段があります。
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