自分だけの庭づくり【植栽を工夫する】
部屋に1つ緑があるだけでもグッと雰囲気が変わるように、庭に緑があると家の印象は変わりますよね。
だからといって窓から見る緑、家の周りの緑など、家の植栽を作る時、やみくもに植えるだけでは意味がありません。
今回は、家づくりで工夫した緑の実例を紹介します!
【各部屋から見える緑】
緑は目にも優しく、窓から見える景色は癒されます。
広い庭が無くても大きめの木を1本だけ設置。
それぞれの部屋から緑が楽しめ、生活の中にゆとりを感じられます。
設計:プラスアトリエ
【緑の額縁】
窓から見える緑は、まるで額の中の絵のようです。
天井いっぱいまで窓を取ると、部屋の1つの壁が庭の景色になります。
庭の空間すべてが部屋の奥行きになり、部屋自体が先まであるように感じます。
癒しだけでなく、広さも感じられる緑の額縁です。
設計:Studio tanpopo-gumi
【緑のワンポイント】
庭がある場合は、ガーデニングを楽しめます。
ただ緑は好きだけど、庭の管理は大変という方も意外と多いです。
そんな時に、こんな形で緑を楽しむこともひとつかな?と気になって撮ったある店舗の画像です。
小さな壁を作って緑を飾る。
これなら家の中でも外でも応用が可能ですよね。
こんな工夫一つでいろんなところに植栽を取り入れることができます。
【廊下のオアシス】
個人のお家ではなく、まるでショッピングモールのような作り。
この庭は玄関から各部屋に向かう廊下にあります。
光を入れるのはもちろんですが、家の中のオアシスみたいに季節を感じる中庭。
ほっとする空間で、広さも感じます。
設計:(株)セイ建築設計室
【庭の効果】
庭はちょっと意識するだけで、家がとても素敵にみえます。
植栽以外にも、少し敷き詰めた白石や置き石を使う。
モルタルではなく一部だけタイルを使う。
特に、出入りする建具は、格子戸にするだけで雰囲気をグッと良くします。
まるで旅館や料亭のような上品な仕上がりになりました。
設計:Studio tanpopo-gumi
【手入れの楽な庭】
庭の緑は、外から見ても家の中から見ても美しく、心も落ち着きます。
ただ、手入れとなると話は別。
庭は欲しいけれど手入れは嫌いと言う方は少なくないのも事実です。
でもこんなお庭なら、雨にぬかるむことなく手入れも少し楽かもしれませんね。
せっかくなら楽しく手入れができる庭にしたいものです。
設計:山岡哲哉建築設計事務所
【カットイン中庭】
ロの字型の家の中央の中庭は、各部屋からも見える庭になります。
玄関からリビングまで、中庭を近道にできるのはちょっと便利です。
各部屋からの共有の庭としても、窓からの緑を楽しませてくれます。
設計:オオタ デザイン オフィス
【いろいろな部屋の坪庭】
この写真では左に玄関があります。
玄関ドアの正面に坪庭が見えます。
そして写真上側がバスルーム。
下側が階段、上がって2階がLDK。
1つの庭をいろいろな部屋から楽しめます。
これなら一石二鳥ならぬ、一石四鳥ですね。
設計:内田雅章建築設計事務所
【中庭の上を歩く】
中庭は外からの視線を気にすることなく、部屋を明るくできます。
2階には下の緑が望めるだけでなく、テラスを設置。
明るいだけでなく洗濯の干場にもなり、リビングからの動線が使いやすくなります。
スペースを別に取ることなく1階の明るさをキープ。
ちょっとした工夫で、グッと使い勝手がよくなりますね。
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