【LDKのレイアウト】工夫次第で我が家だけのLDKに
LDKは、家の中で一番中心ともいえる大事な場所です。
でも長方形の部屋に順番に並べるだけじゃ、ちょっとつまらない。
せっかくの家づくりだから、もっと使いやすい自分たちだけのLDKを作りたい。
そんな方も多いですよね。
今回は、ちょっと変わったレイアウトのLDKを紹介しながら、こだわったポイントを解説します!
ロの字型のLDK
この家は二世帯住宅で、1階に親世帯が、2階に子世帯が暮らしています。
ここは上がってすぐにあるLDK。
なんと真ん中に窓があるのです。
家はロの字型になっていて、1階の親世帯には真ん中から光を落としています。
こだわりポイント①窓の取り方
周りが住宅地であるため、どうしても近隣の視線が気になります。
そこで外からの視線が気にならないよう、極力外に窓を取っていません。
真ん中から入る光は天窓の光のようにとても明るいのです。
家の中心から光が取り込めるので周りの視線を全く気にせず、どこにいても明るく過ごせます。
こだわりポイント②多目的テーブルを設置
キッチン前は家族のテーブルです。
少し長めに取り、壁に棚を作ってもらいました。
インターフォン、お風呂やエアコンの操作パネルをまとめて設置しています。
よく使う場所として、家族が使いやすいように考えています。
子どもが小さい時はリビングで宿題などをすることが多いですが、食事の時に邪魔になることも。
家計簿やパソコンなどを使いやすいのもリビングですが、途中で置いておく場合、多目的テーブルはとても役に立ちます。
少し長めに作ることで、家族それぞれが座っていろいろなことに使えます。
こだわりポイント③リビングの位置
左奥に見えるスペースはリビング。
通常、仕切りなしで作ることが多いLDKですが、この家はあえて角度を変えました。
壁によって少し方向を変えることで、空間はつながっていても、少し離れて落ち着ける。
同じ空間にいても、家族は同じことをしているわけではありません。
例えば、多目的テーブルで子どもが宿題をしているとき。
テレビのあるリビングはぐるっと回った奥の空間にあります。
宿題をしている子どもも、テレビを見ている大人もお互い配慮できるリビングです。
LDKといってもつながりや配置によって、様々な作り方ができます。
こだわりポイント④キッチンの高さ
このキッチンはダイニングが横につながっています。
すぐ横にあるので、配膳も片付けもとても楽です。
注意が必要なのは、立って使うキッチン、座って使うダイニングは高さが違うということ。
高さを変えずにつなげようと思うと3つの方法があります。
①キッチンの天板を1段下げる
この家はこの方法でつなげています。
②立って使うキッチン側の床を一段下げる
低いと使いにくいと言う方には、床を下げてしまうという方法もあります。
③座って使うダイニングの椅子を上げる
大人だけの世帯なら、こんなバーのようなダイニングにしてもいいですね。
それぞれ考え方、使い方によって良し悪しがあるので、自分の使い方を考えてみてください。
こだわりポイント⑤ちょっとした遊び心をプラス
1階から上がったところには黒い壁が設置されています。
この壁は、子どもがお絵かきできる黒板塗料で仕上げました。
磁石が付くので、子どものお手紙や作品の展示場所にもなっています。
家族が行き来するとき目に付くところなので、有効に使える掲示板です。
単に壁として作るだけでなく、工夫することで使いやすさが変わります。
階段の壁は室内なので、様々な使い方ができますよ。
リビングダイニングの作り方をもっと知りたい方はこちら
【建築家ならではのプランニング】
空間をどう利用するか?を意識したプロのプランニングで家づくりを!
自分の要望だけでこうしたプランはできません。
要望を整理し、誰が、いつ、どの程度の頻度で使うか?など
その家族の生活や使い勝手に合わせて
聞き取りした要望を提案に変えてくれるのが
建築家との家づくりです。
空間デザインがわかる建築家だからこそ、
平面だけでないプランが実現するし、
空間のムダをなくし
プランニングや材料を考え
必要なコストダウンをする事で
導線を意識した使い勝手の良い家が予算内でできます。
家づくりをする人にとって、
絶対必要なポイントがわかる
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