【キッチンを作る時のポイント】工夫次第で快適なキッチンに
キッチンの作り方は人それぞれ。
使い勝手やどんな点を重視するかによって変わります。
でも、何をポイントに考えていいか思い浮かばないと言う方も多いはず。
今回は、キッチンを作る時の考えたいポイントを紹介します!
どこに作る?
ここは隣の家同士、土地が隣接している狭小地の3階建ての家。
便利な市内にはよくある土地条件です。
周りに高さのある家も多いことと、隣同士が密着しているため、1階は暗くなりがち。
家族が集まり、日中使うことが多いキッチンとリビングを2階にしました。
キッチンやリビングは1階という思い込みを外してみるのも重要です。
■考えるポイント
1階にあるほうが、玄関からや車からの動線が良い、荷物を運びやすいというメリットがあります。
逆に言うと、2階にキッチンがあると、買い物した荷物を2階に持って上がる必要が。
でも、2階にあることで明るさをとれるのは魅力的ですよね。
考え方としては
- 明るさというメリット
- 荷物を運ぶというデメリット
どちらを重視するかです。
どんな形にする?
この家は
- 奥様が食事を作ること
- 小さな子どもがキッチンに入れないようにしたいこと
- 油煙がなるべくリビングに行かないようにしたいこと
が要望でした。
オープンキッチンも多い中、あえてキッチンを囲って作りました。
それによって
- 小さな子どもがいても安心して使える
- 一人で集中してキッチンを使える
- コンロの場所も考えてさらに壁も囲っているため油煙が回りにくい
という形を選びました。
ダイニングの位置は?
囲われたキッチンの場合、ダイニングとの位置関係も考えるポイントです。
配膳しやすいよう、お店のカウンターのように、食事を出したり片付けたりするための開口を作りました。
配膳や片付けもこの小窓を通せるので両方から使いやすく、汚れがちのキッチンが見えない効果もありスッキリ使えます。
普段見る雑誌や新聞スペースもカウンター下に設置。
ダイニングテーブルの近くに作れば、つい置きっぱなしになる雑誌や書類を見やすく片付けやすくなりますね。
ほんのひと手間ですが、毎日のストレスがちょっと無くなります。
■ちょっとした工夫
このテーブルは壁側に作った低い収納の上に乗るように作っています。
通常は3人家族のため、広いテーブルはひつようありません。
場所も取るので収納に乗せることでその分の幅がムダにならず使えます。
人が多く来た時は、横向きにしたり、リビングに移動させたりと、使い勝手も抜群です。
キッチンの作り方をもっと知りたい方はこちら
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