【建築家だからできる空間構成の3階建て】
ほとんどの人が一生に一度の家づくり。
限られた広さや予算でも、広々と感じる落ち着ける家を作りたいですよね。
特に狭小地は土地が狭いので、空間を上手に活かせるかどうかが大事なポイントです。
今回は、建築家だからこそ作ることのできる、工夫がたくさんつまった空間構成のお家を紹介します!
ダイニングの上に浮かぶ部屋【高さの有効活用】
この家は、ご夫婦とお子様3人の5人家族が住む3階建ての家。
20坪ほどの狭小地ながら、様々な空間構成で快適に暮らしています。
ダイニングテーブルの上の空間に男の子がいますね。
子どもたちのおもちゃはここにあり、2階のLDKからはしごで上がれるようになっているんです。
座って利用するため、高さが必要ないダイニングテーブルの上の天井を利用しました。
リビングの天井は高いままなので圧迫感を与えません。
部屋を積み重ねるだけでなく、一部の空間だけを利用すればメリハリのある上手な空間づくりができます。
工夫①壁の利用
キッチンバックの壁は、縦格子の壁にランダムな幅と高さの棚がデザイン性を演出。
ダイニングで使う物なども取りやすい位置にあるため、有効に使える棚です。
決して広くないスペースだからこそ、使える面を有効活用しています。
工夫②動線を意識
人が通る動線を意識してプランニングしています。
途中の踊り場や3階に上がる階段の壁も、収納などに利用。
人が動る動線を考えることで、移動のムダがなくなり使いやすくなります。
工夫③家事スペースの確保
アイランドキッチンの奥の壁に棚のあるスペースがあります。
ここは家事スペース。
常にいろんな家事を平行して行っていたり、1つの仕事の途中で違う用事が入ったりすることが当たり前なのが家庭の仕事。
そんな時はLDKに家事スペースがあると便利。
つい中途半端になってしまう家事や忘れてはいけない書類をとりあえず、としまい込んでしまうと、二度手間になります。
小さくても家事スペースがあるだけで、整理や一時保管ができるので、とても効率よく家事ができます。
工夫④空間の共有
左上の穴の開いたような空間部分は踊り場から入れる子ども部屋。
隠れ家のように子どもが好きな空間です。
閉鎖的にならないよう窓が開いているため、家族の気配も感じますし、夕食に呼ぶ声も聞こえます。
なおかつ、のぞかれることのない部分なのでプライベートも守れる部屋にしているのです。
空間を立体として考えることで、様々な使い方ができ、利用しやすい間取りになります。
【コストを抑える工夫】
いろいろな要望が形になり、使い勝手のよい家ができるけど心配になるのがコスト面。
実はこんなコストカットの工夫があります。
■空間を使う効果
単に平面に並べる間取りと違って、建築家との家づくりは空間のプロが入る家づくりなので、空間を立体で考えます。
- 部屋を狭くせず、壁を使って収納を作る
- 部屋を組み合わせる
- 天井の高低を使った空間構成をする
こういった工夫をすることで、思っているほど建蔽率がいらないことが多いのです。
土地の面積がなくてもできることが増え、大きなコストダウンができます。
■選べる材料
建築家との家づくりは、何でも好きな材料が使えます。
安価でも良い材料が選べたり、持っているものを上手に利用したり、ネットなどから取り寄せなども可能。
全ての部屋のいろんな材料を選べるため、とても大きな減額ができます。
こだわりのLDKの作り方をもっと知りたい方はこちら
【建築家ならではのプランニング】
空間を意識したプロのプランニングで家づくりを!
この家は3階建てながら、
使い勝手のよい場所に部屋があり5階建てのような
空間構成になっています。
自分の要望だけでこうしたプランはできません。
要望を整理し、誰が、いつ、どの程度の頻度で使うか?など
その家族の生活や使い勝手に合わせて
聞き取りした要望を提案に変えてくれるのが
建築家との家づくりです。
空間デザインがわかる建築家だからこそ、
平面だけでないプランが実現するし、
空間のムダをなくし
プランニングや材料を考え
必要なコストダウンをする事で
導線を意識した使い勝手の良い家が予算内でできあがります。
家づくりをする人にとって、
絶対必要なポイントがわかる
2つの勉強会