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家づくりブログ

どうして建築家に依頼しないのか? その1

ここに一つのアンケートがあります。
建築雑誌の記事です。

「住宅設計、なぜ建築家に依頼しないのか?」

という内容です。

 

順位は上記の通り。

この一つ一つに頼む依頼主と建築家との見解の違いが

色々あります。

両方の意見も考えつつ補足します。

設計料が高そう

これはどなたも思っているのでないでしょうか?

別のブログにも書きましたが大きな「誤解」の一つです。

 

・名目が違うだけ

ハウスメーカーや工務店が「設計料」という費用を

別途、取っていないからだと思いますが、

それは、「設計料」という項目で取るか?

「諸経費」という形で取るか?の違いです。

 

人が動き、

家を建てるために、必要な建築申請という手続き

に費用はかかります。

 

金額の大小はあるものの

必ずかかる費用が「タダ」のわけはありません。

 

別に契約するので、

これによって確かに明確に費用が示される事で

金額が見える事でとても大きな額だと感じます。

 

・内容の違い

安いとは思いません。

確かに大きな金額です。

同じ仕事をするなら・・・です。

 

ここで、設計という仕事の内容の違いがあります。

設計とはプランを書く事だけのように思っていますが

とても幅があり、

立ち位置によってする事が全く逆になります。

 

<ハウスメーカーや工務店>

自社で建てるお客様のために、

要望を聞き、その通りにプランを無料で書きます。

契約をしてから、何度か打合せをして

お客様の要望に対してプラン変更などしていきます。

図面の打合せは基本は営業担当がします。

 

プランが出来上がったら

施行に移り、そのまま建てていきます。

 

<建築家>

お客様の要望はもちろん聞きますが

その要望がどの程度の重要度なのか?

その要望の意図や理由を聞きます。

 

全体予算や土地の条件などを調べて

要望のままではなく、要望の大事な部分とそうでない部分の優劣を考え

建築家としてのプロの考えも含めた「提案」をします。

 

その後、意見や要望を3カ月以上交わしつつ、

プランを何度も変更して

より良いプランにするために時間をかけてプランを

お客様と作り上げていきます。

予算の中でどこまでできるか?

したい部分、そうでもない部分など打合せで確認しながら

予算に収めていきます。

もちろん、設計士との打ち合わせです。

 

建築家との契約を「設計監理契約」といいます。

自身が設計したプランを出来上がるまで監理するという契約です。

 

設計したプランには

どの部屋にどんな材料を使い、

窓の大きさ、種類、窓の空き方、ガラスの種類など

一つづつ細部にわたって要望や用途を考え決めています。

 

図面の枚数は多くなると100枚程になり

それが施工する人への指示書にもなります。

 

全ての図面が出来上がってから

どこに施工してもらうか?を決めます。

平面図だけで施行契約をするハウスメーカーや工務店との大きな違いです。

 

契約時の図面は

色々な打ち合わせをして出来上がった最終図面です。

この図面をどこで建ててもらうと良いか?を決めるという

順番通りの進め方で家づくりが進みます。

 

施行会社は決まっていませんので

いくつかの会社に見積もりを依頼して

金額や内容を比較して決めていきます。

調整や交渉なども建築家が

お客様の代理として行います。

金額の正当性も別で設計を依頼しているからこそできます。

 

施行会社が決まって契約する際、

立会人として契約書には建築家も記名捺印します。

 

当然、役所に提出する「建築申請」には

建築家も捺印します。

 

施行中は細かく指示がある図面を元に

その通りの材料が使われているか?

図面通りに施工されているか?チェックします。

現場監督との定例会議も建築家の仕事です。

 

家が出来上がるまで監理してくれます。

 

長くなりましたが

同じ「設計」といっても

仕事内容にとても大きな差があります。

関わる期間もとても大きなものです。

数回の打合せで終わる設計と

契約から打合せ、見積り、施工、竣工と

通常、1年~1年半、建築家の設計監理はあります。

費用の差があるのは当然と言えます。

 

何より、施工側についている設計と

別で依頼して自分側にいる設計。

 

誰のためにしてくれるか?

同じ内容だと思っているから「高い」と感じるのではないでしょうか?

 

・高くならない理由

設計料だけをピックアップすると

確かに安い金額ではありません。

 

特別だったり、デザイン、変わった建物など

高くなると思われているイメージも強いと思います。

お客様が望まないのにそうなるのであれば

そこまで望まないという人もいるでしょう。

 

ただ、先ほどの仕事の中に

金額調整や材料をひとつづつ決められると書いたとおり

建築家との家づくりは

何もかもが自由です。

 

材料や設備は使わないといけないものは何もありません。

netなどで購入できる安い材料なども使えます。

 

仕様と機能が劣ってなければ

プロとして確認してくれる建築家がいれば

どんな材料でも選べます。

家一つ作るのに

材料や機器はたくさん使います。

その一つ一つを選んでいくと

とても大きな減額ができ

結果、設計料以上のコストダウンになる事が多いのです。

 

設計料はかかりますが

それ以外のこのような減額は建築家に設計を依頼しないと

出来ない減額です。

それはあまり知られていないと私は感じています。

 

・高くなってる本当の理由

設計料は安くないです。

でもそれは先ほど書いたように

コストダウンも大きいので

結果、建築家に頼んだからその分だけ高くなるわけではない

という事です。

 

もし、それが高くなっているという事があるとすると

理由は一つ。

お客様の要望で高くなっているという事です。

 

建築家との家づくりは自由です、

何でもできますし何でも使えます。

 

だから、お客様の細かい要望や使いたい材料を入れていく事で

高くなってしまうという事です。

 

気持ちはわかりますし

建築家も要望に答えたいと思うので

双方でより良い家を求めると

高くなっていくのは当然です。

 

結果として1番にあがるように

設計料が高そうというのも理由があり

本当は設計料ではなく、

要望が上がる事によって高くなる傾向にある

というのが本当の所です。

 

建築家と家づくりするなら

建築家との家づくりは本当に素晴らしいものです。

夢の理想の家になります。

でも、そこには「予算におさめる」ために

予算調整し全体の金額を見る事ができる

サポートが必要です。

長くなってしまったので、

次回はその次の「ルートがわからない」について

書きたいと思います。

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