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家づくりブログ

注文住宅の建物以外の費用とは?

2019-11-14|

家づくりを考えた時、よく聞く「諸経費」という言葉ですまとめて説明されている事が多いですが、「土地」「住宅ローン」「建物」「その他」それぞれの 項目によってかかり、内容も違います。そして、そこが注文住宅を建てるためにはとても大事な部分です。

各項目も色々あるためわかりにくい上に、意外と費用もかかるので、各項目に分けてまとめてみます。

ポイントを書いています。自分でできる事や、交渉しても良いモノもあるので知らないと損します。削減などをする事で結果、結構な金額を得します!

土地にかかる諸経費

まずは物件を買う時にかかる土地以外に必要な費用が諸経費です。

手付け=土地値の1割

土地契約の際、現金で用意します。

最終的には土地価格の支払いの際、充当されますですが、ローンにする場合も一旦は手元から支払う必要のあるお金です。

基本的には価格の1割くらいですが、用意できる金額で伝えれば良いでしょう。

ポイント:土地値に充当される金額なので、まとまった金額ならOK!

◆仲介手数料=土地値×0.03+60,000×消費税

土地の価格に応じて、仲介業者に支払う費用です。

計算式があり当たりまえのように伝えられますが、その金額は上限という事なので、交渉して下がる場合もありますし、最近は安くしてくれている業者もいます。

同じ土地を買うならこうした費用も減額できると総額が変わってきます。

ポイント:交渉すると変わるかも。是非、減額を伝えてみよう!

◆印紙=土地値に応じて

土地契約時に売契契約書に貼る印紙代です。

ポイント:金額、契約内容によって決まっているので減額はできない。

◆固定資産税=支払日移行の日割り

土地の価格や費用を支払う時期によりますが、1月1日の土地所有者にかかる税金です。

土地の所有権が変わる日を起点にして、前を元の持ち主、後を買った人が支払うので、365日で割って所有した日にち分だけ清算をします。

ポイント:決済日によって決まっているので計算通り払う費用。

◆登記費用=地域や住宅ローン額による

所有する人が変わる時に「所有権移転」をする必要があります。

それを司法書士に依頼するときにかかる費用です。

どの司法書士を選んでも同じ「登録免許税」と、司法書士によって違う「手数料」の合計が登記費用です。

ポイント:手数料は比較したら安くなる可能性あり!

◆土地価格以外にかかる費用=物件による

1~5以外に、土地を買って建物を建てるまでにかかる費用は諸経費とは言いませんが、考えておく必要がありますので、チェックして下さい。

ここは物件の場所や形状によるので一概に言えませんが、予算取りや確認事項として入れました。

  • 古家付きの解体費用=木造2階建て150万程
  • 水道引き込み=全面道路や土地への引き込みがない場合は概算を確認
  • 段差がある土地の駐車場費用=形状によるので概算を確認
  • 隣の家が長屋のようについている場合の切り離し=200万程
  • 隣の土地との境界がハッキリしていない場合の測量費用=50万程
  • 地盤調査費用=5万程

含めて土地価格を考えて下さいね。

ポイント:ここは土地値の交渉ポイントです。単に「安くして!」ではなく、根拠ある交渉が必要。土地値は売主の売りたい価格、交渉しなと損します。

住宅ローンにかかる諸経費

今度は、住宅ローンの諸経費です。

住宅ローンにかかる諸経費は、住宅ローン額のワクに入れる事もできるので、諸経費を含めた総額を確認してからローン額を決めましょう。

◆事務手数料=3~10万

銀行によって違いますが、手続きをする際に銀行に払う手数料も諸経費です。都市銀行で3万、中堅クラスの銀行で5万、ネット銀行などで10万ほどかかります。

◆保証料=100万に対して2万

保証人を立てる代わりに、保証会社に保証してもらうために支払う費用です。借りる金額と期間によって変わりますが、おおよそ100万円にたいして2万円くらいです。

「保証料なし!」という金融機関もありますが、保証料という名目でhなく、「手数料」〇〇%などという形で同じくらいの価格で支払う事があるので注意してください。

ポイント:事務手数料や保証料は銀行によってきまってます。

保証料はまとめて支払う事もできるし、月払いに含めて毎月支払う形も取れます。

◆印紙=2万程

銀行との契約する際、貼る印紙代です。必ずかかります。

◆振込手数料=×件数

最終金額を支払う際、売主に支払う費用は高額ですので、基本的には口座振替の形で支払います。

その際かかる振込手数料も諸経費です。

司法書士の登記費用も振込すればかかります。

ポイント:印紙、振込料は金額によって決まっています。

◆抵当権設定費用=ローン額による

登記費用のうちで、司法書士に支払う物です。

銀行で借りる金額分、所有権が自分に移った物件に対して「抵当権」を付けるための手続き費用です。

ポイント:司法書士さんによりますので、比較してみましょう。

建物にかかる諸経費

建物にかかる諸経費です。何を諸経費と考えるか?によって大きく変わりますが、建物関係にかかる、建物以外の費用を諸経費と呼んでいます。

◆登記費用=予算取りとして30万くらい

また、登記費用!?って思いますが、土地とは別に建物は建物で諸経費がかかります。

建物が建った時に「表示登記」その建物の所有者を登記する「保存登記」をします。

土地と建物を別々に売買できないように土地の時に登記を設定している場合は「追加担保」という手続きも必要です。

土地、ローン、建物、それぞれに登記費用が必要で、借りているローン額や地域、建物の大きさや構造などにによって金額も違いますが、全部で50万円ほどかかると思います。

ただ、土地、建物を別々にしない建売りや、建物完成時に住宅ローンを借りて購入する場合は、それぞれの登記内容は変わりませんが3つをまとめてする事が多いでしょう。

ポイント:司法書士さんによりますので、比較してみましょう。

◆建築確認申請費用=10万くらい

建物を建てる時に、許可を得るために建築確認という建てる本人が手続きをします。

ただ、設計士が代行して書類を作り関係機関に出すことになります。

その際、「申請時」に申請費用を支払い、建物を建ててからは「中間検査」と「完了検査」の検査費用がかかります。3回に別れてしますが、10万円くらいです。

ポイント:提出機関によって違います。でもこれは、設計事務所によって出す先が決まっているので、変更は難しい。そのままお願いしましょう。

地盤調査費用=3~5万くらい

建物は見える部分ですが、地盤の中までは目で見てわかりません。

そこで、建てる前に地盤の調査をする事が一般的です。3~5万円ほどですが、地盤は大事な部分ですのでする必要があります。

ポイント:地盤保険を付ける場合は調査と改良費用がセットです。比較しても良いかもしれません。セカンドオピニオンもあります。

その他の諸経費

上記の3つ「土地」「住宅ローン」「建物」以外にかかる諸経費もあります。

◆祭事費用=10万くらい

土地を清める「地鎮祭」と、建物の骨組みと屋根がかかった時にする「上棟式」にかかる費用があります。

地鎮祭の時はお寺の宮司さんにお祓いをして頂くために初穂料という費用があり、上棟式には関わる大工さんに ご祝儀 という形でお礼を包み、お弁当を用意したり、お土産を用意したりする費用がかかります。

建売りなどの場合はしない事が多いですし、するかしないかは本人が決める事ですが、注文住宅の場合はする事が多いでしょう。

自分の家の事なので、大きな予算を取らなくても一応するという方が多いです。

ポイント:地域によって違います。お供え物を自分で用意すると減額できますよ。

◆引越し費用=10万くらい

新しい家に移る費用、これも必ずかかります。

場所や荷物の量によりますが、引越し業者によって、また、時期によっても違うので数社見積り比較すると随分違う事があります。

ポイント:時期による場合もあるので早めに頼んで交渉しましょう。

◆カーテン、照明、家具、家電費用=必要な予算を取る

新しい家になる事で、買い替えや新しく頼むことになります。

思っている以上にかかるので、必ず予算に入れて進めましょう。

以上、それぞれの項目別でかかる「諸経費」を出してみました。

単に諸経費とひとくくりにしていたと思いますが、別々にたくさんあり費用もかかります。

進め方や建て方によって違いもありますが、それなりに心づもりが必要ですし、諸経費はしっかり予算に入れて全体計画を作りましょう。

ポイント:忘れずに予算に入れて置くこと!家具は作り付けとの比較も検討しましょう。

家づくりの相談

諸経費だけでなく、家づくりは知らない事がたくさんあり、知らない事で余計は費用がかかったりします。上記の諸経費も色々あるごとに上手にコストダウンする事もできるので、何か気になる事があったら一度ご相談下さい。

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