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家づくりブログ

【家事動線を考えた洗濯スペース作り】毎日の家事が楽になる

ポカポカとした天気の日に、洗いたての洗濯物が風になびく風景は気持ちがいいですよね。

でも、家族が増えるにつれて洗濯物の量は増えていき、そんなのんきなことは言っていられません。

特に最近は共働きの夫婦が増えているから、少しでも家事をラクにすることに重点を置きたいですよね。

家づくりの時は、毎日の家事の1つである洗濯についてしっかりと考えておかないと、後々後悔することも。

そこで今回は、洗濯スペースの作り方について紹介します。

洗濯の動線と要望はいろいろ

戸建てを建てる場合、上下階に分かれることが多いのが洗濯動線です。

  1. 服を脱ぐ場所
  2. 洗濯カゴの場所
  3. 洗濯機の場所
  4. 洗濯した物を広げる場所
  5. 干し方
  6. 干す場所
  7. 取り込む場所
  8. たたむ場所や方法
  9. しまう場所

実は洗濯というのは、いろんな工程を行う必要があるので、ひとつひとつ考えていかなければなりません。

そして、洗濯物に関する動線や使い方、考え方は家庭によって結構違います。

それは、部屋の配置にも関係します。

例えば奥様が一人でがする場合なら奥様次第。

ご夫婦で分担したり、子どもも一緒にする場合や、洗った洗濯物を各自の部屋に持って行く場合など。

特に、動線や収納の場所は気を付けたいところです。

 

1~9の動線が上下階に分かれる時、同じフロアで済むようにする作業と移動する作業の場所の配置を考えてみましょう。

日々の家事がとてもラクになります。

 

洗濯に関するひとつひとつ、いろいろなポイントがあり工夫があります。

また、

  • 何で干すか?(竿、ヒモ、ピンチ、ハンガーなど)
  • 洗濯小物の場所
  • 水回りの配慮
  • 取り込みやすい
  • 見せたくない
  • 日が当たる、乾かしやすい、風が通る
  • 室内干しが必要
  • 雨が降った時の対策

など、動線以外にも洗濯には個人の違いや要望も多いところです。

そんな洗濯のいくつかの工夫をご紹介します。

実例①屋上干場

このお家は、外壁を立ち上げた坪庭の上部に屋上の専用干場を作りました。

洗濯機と寝室に近く、洗濯物も布団も人に見られずいつでも干し放題です。

周りの目を気にせずに干せるのはいいですね。

設計:片岡英和建築研究室

実例②階段の上の干場

写真の階段の天井部分に線のように見えるのが、このお家の室内干場です。

階段を上がった踊り場で洗濯物を干して、設置したヒモを引くと洗濯物が奥の方に広がり、レール上に均等に干せるようになっています。

日当たりもよく、家のデッドスペースである階段上部を利用した室内干場です。

実例③サンルーム

家にいないことが多い場合、室内に干場があると助かります。

最近は外干しをしない家もありますし、花粉症の方は外干しが出来ない時期にはとても便利です。

窓をつければ、日当たりもバッチリです。

実例④専用の干場

洗濯は当然干場は必要ですが、外から見られないことはもちろん、家の中からも見えないようにしたい。

急な雨が降ることも考えます。

このお家は、洗面所から外に出るドアを付け、干場専用のスペースを作っています。

風が通ることで、しっかりと洗濯物が乾かせます。

実例⑤洗濯専用スペース

ここは「洗濯専用スペース」です。

初めから、専用スペースを作りたいという施主の要望がありました。

左側の部屋が洗濯機を置く場所で、手前が洗面台です。

洗濯をした後、カゴに入れて移動する距離もほとんどないし、すぐ横が干場スペース。

ここは南側リビングに隣接しているテラスも兼用の場所。

光もそちらから取りたいのですが南にマンションが建っています。

全面開口にするために外壁を立ち上げて、室内も隠せて干した洗濯物も丸見えにならない、そんな作り方をしています。

洗面スペースは、室内干しスペースにもなっているので、お天気が怪しい時にはここに干します。

まとめ

最近はご夫婦でお仕事されている方も多く、室内干しスペースは多くの方が望まれます。

廊下を利用したり、室内のデッドスペースに作ったり、必要となるスペースです。

外からも自分からも見える場所には干したくないから、この洗濯スペースというのは本当によく考えないといけません。

 

特に、洗濯は一連の動線をワンフロアで取りにくいので、どの動線を上下階に分けるか?などはしっかり計画したいもの。

苦手な家事はできるだけワンフロアでできるよう、プランを計画した方が良いですね。

 

水回りの作り方についてもっと知りたい方はこちら

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