家づくりで洗面所を作るときの要望に対する提案 その1
ここでは、洗面所のいろいろな提案をしています。
個々によって使い方は違うので、それぞれの洗面所を作るということ。
ガラスの壁
どの部屋も明るくしたいですが、洗面所を一番条件の良い場所に持ってくることはあまりありません。
バスルームとの壁を全面ガラスにして仕切りを無くし、部屋をつなげると驚くほど明るく心地良い空間になります。
設計:内田雅章建築設計事務所
洗面所の提案
洗面・歯磨き・手洗い・うがい・ドライヤー
ひげそり・洗濯・雑巾洗い・化粧・コンタクト洗浄
着替え・洗髪・カラーリング・花を生ける・靴洗い
などなど、小さな部屋ながらいろいろな事に使う洗面所。
その使い勝手を全て考えてとにかく機能的に作ると、日常のいろいろな場面で洗面所が活躍します。
設計:(有)片岡重男建築研究所
洗面所に天窓
必ず使う洗面所の上部に朝の光を入れる天窓です。
自然光の明るさは気持ちよく、思っている以上にしっかり明るさも取れます。
その日の天気もばっちりわかります。
設計:川添純一郎建築設計事務所
意外な場所の洗面所
2世帯のこのお家は3階が子供部屋です。
1階にバスルームと洗面所があるのですが、場所も人数的にもちょっと不便。
ということで、ここは階段の上がり切った所。
そこに洗面ボールを設置してあります。
壁の収納を開けると鏡になっていて、歯ブラシや小物をしまえます。
起きた時や寝る時など、すぐに使えて、3階のお掃除にも便利です。
設計:内田雅章建築設計事務所
洗面所にパントリー
キッチンに隣接した収納スペースをパントリーと呼び、物の多いキッチンにはとても重宝します。
お風呂と隣接している場合、タオルや下着だけでなくアウターなどもここにあるととても便利です。
いっそのこと、衣類収納を洗面所に持って来てしまう洗面パントリー。
洗面に作る場合は特に呼び名はないようです。
設計:中村建築研究室
洗面所の要望
最近、この部屋の収納量を求める方が多いように思います。
バスルームに隣接しているので、下着などを置くお宅は家族分の収納が必要です。
クローゼットを隣接させるお宅もあります。
お風呂で脱ぎ着をするため、服を置く台があったら使いやすいですね。
視線をさけて高窓の連装にすると、明るさも取れて換気もできます。
鏡を壁にする
洗面所にとって必需品である鏡を全面の壁に取り付けました。
部屋全体を写すので広さを感じ、家族の多い家なら並んで使うこともできます。
壁紙と違い水が飛んでも拭くだけで済みますし、水回りの掃除もラクです。
台は木なので、水が垂れるのを少なくするために、洗面ボールの上から水栓を立ち上げています。
棚もガラスなら拭くのも容易。
壁を凹ませたことでスッキリしています。
明るさを取れるようハイサイドライト。
本当にいろいろな考えでこの洗面所はできています。
設計:(有)ミサオケンチクラボ
一体成型で作る洗面所
この洗面は、シンプルなデザインでありながら機能を重視した洗面です。
毎日、家族や来客時も使用する洗面。
清潔に保ち、使いやすく、掃除しやすい。
台の上に置く形ではなく、人工大理石で一体成型で作っています。
限られた広さなので下部に収納を設けませんでした。
洗濯カゴやゴミ箱、体重計などをおさめるスペースであり、床が続くことで広さも感じます。
設計:嶋津建築設計事務所
洗面所をデザインする
清潔、スッキリというイメージの洗面ですが、ちょっとデザインされた洗面はいかがでしょう?
台は角のないアールにして、2枚別の色を重ねています。
その台の雰囲気に合う柔らかな曲線のボール。
洗面は来客時も使うので、パブリックとプライベートの動線を分けました。
左右から入れる場所に設置しています。
㈱庄司圭介アトリエ一級建築士事務所
洗面所をアクセント
やっぱりタイルは水がはねても濡れても大丈夫で、色、種類、素材感など魅力ある素材。
そんなタイルを使い、一面だけ好みのタイルで作ったおうちです。
家のアクセントにもなり印象的。
好みのタイルがあるだけでテンションが上がるのは女性だけでしょうか?
廊下に洗面
外から帰ってすぐに手を洗ったり、家族以外が使うこともある洗面所は通常1階スペースに作ります。
でも、掃除の時や就寝時など、2階にも洗面所があればと思うことも。
部屋として洗面所が取りにくい場合、廊下の一角を利用して洗面スペースを作ると便利に使えます。
水栓の位置
水回りは日々何度も使うのでどうしても汚れが気になるところ。
特に洗面は朝必ず使うので、汚れても掃除のしやすい形にしたいものです。
壁に水洗を付けるだけで、垂れる水で汚れるのを防げます。
上から回すのと違って必然的に水も下に流れるので、合理的な位置だと思います。
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