藤井寺市のまるで新築な中古リノベーション:1階の和室を駐車場にした大胆リフォーム
2015.12.23 中古住宅を探してフルリノベーション
戸建ての注文住宅を建てる時、全体資金から逆算して土地探しをします。
- お子さんを転校をさせたくない
- 住み慣れた場所を移りたくない
といった理由からエリアが決まっていることが多いです。
ただ、人気エリアの場合は特に難しいのが土地探し。
人気があるということは価格も高い。
今回の施主様もそうでした。
そこで、総額やエリアの事を考え、中古住宅のフルリノベーションを選択肢に入れました。
3階建ての角地。
築年数や状態など、今日は場所も含めて条件を比較しつつ見学して回りました。
室内の状態や、窓からの景色もチェック。
今回は、駐車スペースを取れる物件を探しています。
現状の戸建てにない場合、作るスペースがあるか?もチェックして回りました。
お住まいの家庭もあるので、中を見せてもらいます。
この地域は浄化槽の多い地域なので、使用料やメンテナンスなどについても確認しました。
公園に面したロケーションの良い中古物件が見つかりました。
土地から新築戸建てを考える費用を10とします。
中古物件をフルリノベーションすれば、ほぼ新築にしか見えない建物が6、7割で建てられます。
ただ、物件をキチンと吟味しないといけません。
築年数だけでなく、状態を見て補強などの費用も確認しつつ、プロにチェックしてもらいます。
良いところが見つかって安心です。
2016.3.6 リノベーションの設計コンペ
今日は、フルリノベーションのプランを建築家が提案するコンペのヒアリングです。
施主様によってこだわりも違い、また夫婦でも意見や考え方が違う家のイメージ。
今はまだ、そのまま要望や好みを別々にヒアリングします。
同じ時間、資料をもとに、施主様と話をします。
そのイメージや想いを聞くことで、建築家と施主様の意図がつながっていくのです。
そしてヒアリング後、現場の確認です。
前に広がるこの景色を見ながら過ごしたい、春に咲く桜を窓から見たい。
そんな要望もありました。
それぞれの先生方は、手分けして実測しながら図面に書き込みをしていました。
手際よく寸法をとっている先生方に頼もしさを感じました。
2週間後はプレゼンテーション!
どんなプランが出てくるか本当に楽しみです。
2016.3.20 プレゼンテーション当日
いよいよプレゼンテーションの日になりました。
どのようなプランが出てくるのでしょうか。
①ウメダタケヒロ建築設計事務所 梅田さん 「桜を望むスカイハウス」
北側の古墳に開いた2階リビング。
スペースを無駄にしないための工夫や、1階の暗い部屋の明り取りの窓などの提案。
要望の強かったリビングを極力広く取ったプランでした。
②藤井建築設計・施工事務所 藤井さん 「みんなとサクラ」
今の家の良さを説明頂いた上で、良さを残してそれを生かしたデザイン。
様々なコストダウンを素材を見せて丁寧に説明してくれました。
駐車場を取った1階に夫婦の寝室と水回り。
2階は子供達の部屋とリビング。
手書きのパースで提案してくれた図面は色も入れてあるのでかわいいイメージでした。
③K+K design/ケイアンドケイデザイン 西川さん 「桜の差し込む家」
桜をメインに考えるとリビングはやはり2階。
階段を少しずらして子供部屋を3つ並べて取ってくれていました。
細長く暗くなりそうな1階の真ん中には、思い切って2階から吹き抜けを作って光を落とす。
キッチンから桜が正面に見えるプランでした。
どの先生も桜をメインに、窓からの景色を大切にしてくれたプランでした。
今、駐車場のない家に駐車場を作り、現状の建物を生かしつつ頭を悩ませて下さったステキなプランばかり。
どのプランになるのか楽しみです。
2016.5.1 現場解体
今回の先生は、ウメダタケヒロ建築設計事務所の梅田さんに決定しました!
これから楽しみな打合せが始まります。
一方、現場ではお家の解体作業が始まりました。
2016.5.30 中古リノベーション検査
今回は中古住宅を購入したため、構造のチェックを専門の先生にお願いしてチェックをしてもらいました。
床下や、見えない部分の梁など、そのままリノベーションに使えるかどうかを確認しています。
建築家の先生も一緒に見ています。
検査後は、先生から使えるところや使えないところなど、詳しい説明を受けました。
2016.6.13 リノベーション見学
今日は少し間を置いての打合せ。
その前にリノベーションのイメージを見てもらうためにと、梅田さんが実例を見学させてくれました。
マンションのリノベーションですが戸建てのような作りで、なんとも素敵なお家でした。
スペースを上手く利用して、使い勝手良く、無駄なく、色や材料の使い方で全体をまとめているリノベーションです。
その後、梅田さんの事務所で打合せ。
前回の確認から今回打合せまでの報告。
戸建てのリノベーションなので、木造の構造の先生に入ってもらった結果、元の大事な部分を検討してプランを少し変更。
外観も今と大きく印象の変わる部分なので、総予算を上手に配分してプラン二ングするのはとても大変。
「やりがいがある!」と言って下さる建築家さん、本当にうれしい言葉です。
弊社では面積で設計コストを出しているので、価格と直結しません。
コストダウンをしてもらう時間も手間もかかり、作業自体が設計費用を下げる事もあるので、親身に向き合ってくれる建築家は本当に頼もしい限りです。
今後とも施主様のためにどうぞ宜しくお願いします。
2016.8.22 見積りアップ!予算内に収めるために
中古住宅を購入してのフルリノベーション。
全体予算を考えての選択でしたが、部屋を1つつぶして駐車場にしたり、駐車場の下に浄化槽を設けることや土地と道との段差の解消など、いろいろな心配要素がありました。
予算が一番心配でしたが、建築家さんと工務店さん(千代田商会さん)のご協力でなんとか予算通りに納まりました。
そこには施主様のご理解もあってこそ。
今日はご契約に向けての顔合わせもあり、工務店さんにも打合せに参加して頂きました。
建物の費用は材料、技術、利益など、材料の選択で高くも安くもなります。
安くても良い材料を探し、施主の好みとイメージを大切にすること。
ここはかけたい!と思う所にはかける。
何より、設計事務所や施工会社がやる気であることが何より大事です。
この施主のためにいい家を建てよう!
そう思ってくれる設計と施工を選ぶことは、1つ1つ打合せしていく中で必ず関係してきます。
仕事の依頼は施主が一方的にするわけではなく、「宜しくお願いします。」と思って依頼してくれる施主の気持ちで変わってきます。
信頼できる建築家とコンペで出会えたこと。
施主のために喜んでもらえるリノベーションをしたい!と思ってくれる工務店と出会えたこと。
家作りには仕事だから当たり前という先の気持ちがとても大切なんだ思います。
来週はいよいよ契約です。
家は買う物ではなく、契約してから人が作るもの。
梅田さん、千代田さん、どうぞ宜しくお願いします。
2016.11.3 現場打合せ
現場では作業が始まっています。
屋根の一部を切り取り、天窓を作っているところです。
天窓があるだけで、室内がとても明るくなります。
図面をもとに、6畳の和室を2つつなげています。
ここは駐車場になる予定。
和室が駐車場になるなんて驚きです。
リノベーションなら、こんなこともできてしまうんです。
2016.12.29 現場打合せ
今日も現場での打合せです。
あっという間に形ができてきました。
こちらは家の中の様子です。
もともと1階にあったキッチンやリビングを2階に上げました。
大きい窓も作り、公園が眺められる明るい広々としたリビングです。
2017.1.15 施主検査
出来上がったお家は、引渡前に検査を行います。
施工会社と設計事務所との検査が終わった後に、施主様によるチェックをしました。
家族みんなで出来上がったお家の中を見て回ります。
この時にもし気になる点があれば、引渡までに直し、完璧な状態にしておきます。
2017.1.22 引渡
いよいよ待ちに待った引渡です!
この日は夜に引渡を行いました。
取扱説明書や設備の説明をし、最終的に鍵をお渡しして終了です。
いよいよ新しいお家での生活が始まります。
楽しみですね!
2017.5.14 点検
引渡後の点検に伺いました。
住んでみて気になるところなどがないか、施主様に住み心地をお伺いします。
お子さんたちも、新しいお家で毎日楽しそうです!
何かありましたら、いつでもご連絡くださいね!