奈良県生駒郡の見晴らしがよい丘の家:草木や栗などの四季を感じる広いテラス
2015.12.27 新しい家づくりが始まります
暮れもせまった日、ご契約頂きました。
奈良市の静かな住宅地に隣接した高台の見晴らしのすてきな建築地です。
1年ほど前にご縁があり、お話をお聞きしてきました。
ご本人の年齢を考えて土地に手を入れる時期が限られており、それを考えながら進めることになりました。
建築家を入れての家づくりは設計にかける時間も長いので、そんな時期もあっという間に経ってしまいます。
これからどうぞ宜しくお願い致します。
その後、暮れということで、今までご縁のあった方々にご挨拶回り。
真夜中で暗い写真ですが、今年はこんな小鉢のお正月飾りです。
よいお年をお迎え下さい。
2016.1.31 奈良の建築地へ
今日は、お客さまの建築地に伺いました。
大阪から奈良の建築地まで初めての山越え。
きれいな段々畑を越えて向かいます。
下った先には奈良の美しい景色が見えます。
設計コンペを開催する前の測量の準備です。
各先生方の条件を合わせるために、土地を測量し、図面を共有します。
少しづつ、設計コンペが近づきます。
2016.3.19 5名の建築家にプランニングを依頼
奈良の土地。
今日は、設計コンペのヒアリングです。
ヒアリングとは、施主の要望をまとめ、好みの建築家5名に同時に同じ条件で設計をしてもらうための聞き取りです。
家の要望と言われても、なかなかまとめて伝えるのは難しいものです。
それに、その要望が本当に自分たちの好みになるのか?
そこまでわかって伝えてるわけではありません。
設計コンペをするということは、施主の様々な要望を単にプランに入れて作るのではありません。
- 何故その要望なのか?
- 重複する要望はどちらを優先するのか?
- 何故、その部屋なのか?
- 動線を優先した場合、別の場所でもよいのか?
などなど、要望の意味を聞き本来の希望を聞き出していく。
もっと良い提案に結び付けるための聞き取りです。
2時間ほどのヒアリングの後、建築地を見て回りました。
少し雨模様の中、各建築家は隅々見て回り、その土地や要望に合うプランニングのために、しっかり土地を確認してくれていました。
各先生方、施主様の要望の詰まったプランを宜しくお願い致します。
2016.3.29 予算の再確認
家の予算。
自分自身でしっかり把握できている人は少ないものです。
大体は、「賃貸の月払いの金額」を目安にするようですが、今と将来は違います。
また土地、建物、どちらにも十分な費用をかけることができる人はそんなにいません。
だから、キャッシュフローから逆算して払える金額、借りれるローン額を確認してから予算を配分していくのです。
お金の話の間、ちょっとテレビ・・・
最初に考えるライフプラン。
それでも、実際進んでいくと最初伝えた資金計画のままではないことも出てきます。
そこで、少し進んだ段階で、再度予算の見直しをしました。
「月払いを少し減らして余裕をもって支払いができるようにしたい」
そんな要望もでてきます。
そのためには、思った通りの要望を進めるのではなく、減額できるポイントを探して予算に収めていく必要があります。
家づくり全体の金額もありますが、家計の減額できるお金もこの機会にしっかり確認していきます。
改めて家のお金を考えるよい機会です。
今までの生活を見直すのはとても大事なポイントになります。
2016.4.2 それぞれの持ち味と建築家の人柄がわかるプレゼンテーション
桜も満開の今日、久しぶりに穏やかな暖かい日。
今日は待ちに待った設計コンペプレゼンテーション!
①モカアーキテクツ 古川さんと門間さん 「メガホンハウス」
リビングからの視界を大切に、美しい景色だけを取りこむ角度をそのまま形に。
キッチンを中央にしたメガホンのような形の家。
旦那様の書斎は階段の踊リ場からはしごで上がる遊び心のあるプラン。
②ef設計 木下さん 「桜テラスのある家」
東西南北に家の軸を合わせ、土地に対しては少し斜めに配置したプラン。
子供部屋をあえて玄関の横に配置し、親の目が届くようにした逆転の発想。
隣にある母屋にも配慮した2階をずらしたプランです。
③建築工房 at ease 関口さん 「丘の上のいえ」
丘を上がったところにある土地にのぼっていくワクワク感。
眺望を生かす事が最大のポイントになっているプランです。
いずれ建つ近隣の視線にも配慮し、2つの箱をずらした形状が特徴的。
④近藤晃弘建築都市設計事務所 近藤さん 「桜と眺望のテラスハウス」
玄関を開けるとしだれ桜が目に飛び込む配置に形を振って、南に中庭を囲むプラン。
2階にある旦那様の書斎はその桜の正面にあります。
山々が見える最高の場所に家族みんなが入って来そう。
⑤越智嗣夫建築研究室 越智さん 「丘のイエ」
家の配置を微妙にかたむけ、鬼門を気にしていた施主の要望に配慮したプラン。
屋根に風穴をあけて光を取りこみ風を入れ、リビングは高低差をつけて空間を楽しむ。
生活年齢も考えたフレキシブルな間取りです。
どのプランに決定するか楽しみですね!
2017.9.23 和やかな地鎮祭
天気予報が雨の中、午前中雨は降らず、無事地鎮祭を迎えることができました。
土地と神様に挨拶をする「地鎮祭」。
今度ここに家を建てますので、どうぞ宜しくお願い致します。という祭事です。
お隣に住むご両親も式に参列して頂きました。
地鎮祭は各地域によって、結構内容が違います。
四方お清めも、多くは神主さんだけがしますが、今回はその後、ご家族も一緒にお清めをします。
そして、刈初めの儀。
順番や道具を使う人も違いましたが、
建築家 → 施主 → 工務店 → 神主 → 改めて施主 → 神主
と、施主の出番が2度ありました。
初めて見たのが、「鈴払いの儀」です。
祭壇にある鈴を巫女が鳴らしながら場を清め、さらに参列した人達も清めていく儀式です。
涼やかな鈴の音が広がっていました。
参列した人それぞれが祭壇に榊を備えるのですが、将来の主であるお子様も丁寧に参りました。
小さくてもその雰囲気は感じるようで、いつも元気なお子さんもちょっと静かに。
静かに二礼二拍手一礼です。
何より初めてだったのが、終わった後のお茶会です。
いつもは祭事が終わったらそのまま片付けて帰る神主さんも一緒に、お茶とお菓子をみんなで頂きました。
地鎮祭という祭事は心が引き締まる式の1つ。
こうして参加したみんなで、その場所でお茶会をすることの方が土地の神様は喜んでくれているように思いました。
いつも本当に美味しいお茶を出して下さるお母様。
おいしいお茶とお菓子をありがとうございました。
土地の中には栗の木があり、まさに鈴なり!
建築家さんと工務店さんと一緒に拾わせてもらい頂きました。
ありがとうございます!
無事、地鎮祭が済みました。
本日はおめでとうございます。
2018.2.3 心地の良い天気での上棟式
少し寒い日でしたが、気持ちの良い天気のこの日は上棟式でした。
上棟式とは、「棟上げ」が終わってからする式のことです。
工事の無事とずっとお世話になる大工さんに対し、「よろしくお願いいたします。」という気持ちを込めて施主が行います。
上棟式には天井にお守りとして「ごへい」という飾りを用意し、施主が名前を書いて納めます。
地鎮祭の時に基礎に入れる「鎮め物」というお守りとともに、家を上下で守るという意味合いのものです。
今日は建築家の関口さんが、新しい模型も作って持ってきてくれました。
設計コンペの時とプランなどが変更になったので、新しく作ってくれたものです。
工務店さんの松本さん!
改めて宜しくお願い致します。
無事に上棟式が終わった後、お隣にあるご実家で打合せです。
クロスや細かい部分で変更したり決まっていないところを、現場を確認しながら決定します。
図面ができるまでに全て決める場合もありますが、色見本などは小さいのでわかりにくいのです。
現場を見ながら最終的に少し大きなサンプルを取り寄せて確認します。
コンセントやスイッチの場所も図面での確認はしていますが、実際家が形になってから高さや数などを再確認します。
設計士さんが入る建物の場合、図面ができたら工務店さんが作るまで待つだけではありません。
図面を見ながらの現場打合せが定期的にあります。
そのたびに施主も立ち合い一緒に確認するので、行き違いなどがなく安心できます。
2018.3.17 現場打合せ
無事に上棟式が終わり、現場での打合せが進んでいます。
図面での打合せで大まかなことは決めるものの、実際の材料の細かい色合わせなどは現場で行うことがほとんど。
作業の進捗状況も同時に確認していきます。
2階からは、とてもいい景色が眺められます。
スイッチの場所も、平面で見るより現場を歩いてみて、こちらの方が良いかも?と相談しながら決めています。
図面だけではわからないことって、たくさんあるんですね。
家の近くには、綺麗な梅の花が咲き始めていました。
あっという間に暖かい春がやってきます。
2018.5.18 テラスペイント
リビングの外側にあるデッキ。
実はこれ、私も含め施主様とご家族、設計士の先生、みんなで手作りしたデッキです。
広さはリビングほどの広々としたテラス。
もちろん大工さんに任せても良いのですが、広さがあるためかなりコストがかかります。
そこで、みんなで色を塗って楽しく作ることにしたのです。
自分で手をかけることで、コストダウンにもなりますし、愛着も一層わきますね。
作業の後は、すぐ横にあるご実家で用意していただいた昼食をとりました。
汗をかいた後のご飯はとても美味しかったです。
ごちそうさまでした!
2018.6.16 オープンハウス
待ちに待った新居が出来上がり、引渡の前に施主様のご厚意で見学会を行いました。
スタバ風のカフェが好きとおっしゃっていた奥様ご希望のキッチン。
すごくお洒落なデザインに仕上がっています。
こちらはパントリー。
キッチン横の収納と玄関がすぐ近くで、とても使いやすい導線。
来場したお客様にも、使いやすさなどを見学していただきました。
2018.6.17 施主検査
設計と施工の検査が終了後、施主による検査を行いました。
引渡前に、使い勝手や扉の開け閉め、汚れなど気になるところがないかチェックしていただきました。
ランドリールームには、部屋干し用のバーを取り付けました。
取り付け具合などを確認しています。
これから新しいお家での生活が始まります!