【新築】子ども部屋の広さやレイアウトを考えるポイント
家を建てる時に悩むのが子ども部屋。
どのくらいの広さが必要?どんなレイアウトにしよう?
そもそも子ども部屋っていくつ必要?
将来どんな部屋がどれだけ必要になるかなんてわかりません。
そこで今回は、新築時に悩みがちな子ども部屋の作り方を紹介します。
子ども部屋のよくある要望と工夫
子ども部屋は親の考え方によって変わります。
よくある要望は「リビングを通るようにしたい」ということ。
家を出る時、帰った時、必ず家族と接する位置に部屋を作りたいということですね。
また、性別や人数などがまだわからない場合、「将来仕切れるようにしたい」という要望も多いです。
部屋にこもりがちになるのも心配なので、あえて快適にしすぎず最小限の部屋にするなんて考え方もよくありますよ。
また、各部屋にエアコンを設置すると費用がかかります。
- 2部屋を天井でつなげて、1つのエアコンを共有で使えるようにする
- ベッドを2つの部屋の壁位置に設置して上下をそれぞれの部屋から使えるようにする
こんな工夫で予算が抑えられます。
ではここからは、実際にいろんな工夫を凝らした子ども部屋をご紹介します。
リビングつながりの子ども部屋
このお家は階段下を利用して勉強部屋を作りました。
小さいうちは親の目の届く場所で勉強するようにしています。
各自の部屋は個人の持ち物とベッドだけにすることもあります。
いずれは独立する事を考えて別の部屋にもできるようプランニングすれば、ムダなく部屋を使えますね。
子ども部屋はその家族の関わりや考え方で、本当にいろいろな形で作ることができます。
部屋で仕切る
子どもが小さい時は、LDKに子供の物が集まります。
おもちゃ・洋服・かばん・帽子などなど・・・
子どもの物はゴチャゴチャしがちで、結構リビングを占領します。
みんながくつろげなくなってしまっては、快適に過ごせませんよね。
そこで、このお家はリビングに子どもの物を収納する小さな部屋をつくりました。
まとまる事で使い勝手よく、その部屋自体で空間を軽く仕切っています。
設計:川添純一郎建築設計事務所
梁にブランコ
梁(はり)というのは横向きに使う家を支える木材のこと。
天井を貼って梁を隠す方法が一般的ですが、最近は梁を見せる仕上げもよくみかけます。
- 天井の材料が必要なくなる
- 天井が高くなる
このようなメリットもありますが、綺麗に仕上げる分手間はかかります。
こんな風にブランコを付けることができるのも、メリットかもしれません。
子どもにとっては、毎日部屋の中で遊べる大好きな場所になりますね!
設計・監理:Studio tanpopo-gumi
遊び心もポイント
女の子の部屋はかわいい感じにしたいという要望は多いです。
壁の色を1面だけ変えるだけで空間の雰囲気が変わります。
ちょっとした遊び心も大切。
その壁に色違いの小さな箱を斜めに3つ。
小さな家具ですが、あるだけで部屋が明るくなります。
ちょっとかわいく飾りたくなりますね。
設計:永森建築事務所
コンパクト子ども部屋
子ども部屋をどう考えるか?
動線も気になりますが、部屋そのものの作り方、広さも意外と悩むところ。
その時の年齢、性別、関係性、親の考え方によって全く変わってくるからです。
このお家はお子さんが3人います。
1人ずつの部屋を十分に取るのではなく、コンパクトかつ広さを有効に使えるようにしました。
ベッドを大工工事として現場で作ってもらっています。
高さを取って下も収納に使え、簡易な棚はベッドに座ると机にもなる高さです。
壁を作らず建具で仕切る
建具というのは住宅用語で、部屋の仕切りに使う障子・襖・窓・戸のことです。
ここは3人兄弟の子ども部屋。
子どもが小さい時は
- どんな風に使うか?
- いつ仕切るのか?
- 同性の場合仕切らず使うのか?
など、まだわからないことばかり。
このお家は、建具をしまう収納スペースを作り、将来仕切れるようにしました。
3つ並んだ部屋は広々とした大空間として使えます。
子どもたちがいなくなった後も融通が利く使い方ができますね。
使いやすい子ども部屋の作り方をもっと知りたい方はこちら
家づくりをする人にとって、
絶対必要なポイントがわかる
2つの勉強会