普段洗面所はプライベートな空間ですが、来客があったときはどうするでしょう？

建築家が入ると、一味違った提案ができます。

タイルの洗面台

バスルームに隣接している洗面所。

白にまとめた空間です。

同じ白でも、それぞれの素材が異なると質感の違いを感じます。

タイルの洗面台は、可愛さもあり少しレトロな雰囲気もあります。

タイルの大きさもいろいろあり、それによっても雰囲気が変わります。

飛び出す形にしたことで、どこに置くか迷う洗濯カゴの置き場所にもなっています。

メイク室として洗面所を作る

洗面所でメイクする人、意外と多いのではないでしょうか？

水があって、鏡があって、小物を置ける棚がある。

メイクする条件がそろっていますよね。

 

そこで、洗面所をメイク部屋として作ると、素材などが変わってきます。

鏡がスライドして引き戸の収納になっています。

普通は洗面の位置と合うように、少し左に鏡があり、小さな窓が見えます。

 

朝の支度が重なった時、鏡を中央に持ってくると2人でも使いやすくなります。

開けた時の中の色は、ドキッとするようなショッキングピンク！

洗面所の天板はピンクベージュのキラキラタイル。

照明もメイクの時に肌がきれいに見えるように選んでいます。

こんな洗面所なら毎朝テンションが上がりますね。

パブリックな洗面スペース

洗面所って、意外と家族以外の人も使いませんか？

お友達が来て手を洗うなんてこともあります。

 

普通の洗面所はプライベートな空間です。

でも、そこに手洗いがあったら、通すしかないですが、ちょっとためらいますよね。

 

このお家は洗面所を別に作りました。

壁も少しオシャレなガラスタイル。

下の空間はそのままに。

タオルや最低限必要な物だけをしまっておけるよう、洗面台は引出しにしています。

こんな洗面なら「どうぞ！」って使ってもらいやすくないでしょうか？

 

家族が多いお家にも2つ洗面ボールをつくったりすることもあります。

1つを別のスペースに作ったら、パブリックとプライベートを分けられますし、使いやすい空間になるでしょう。

ちょっとしたことでも日々の中でいいなと思えるスペースがあるとちょっと幸せになります。

洗面台は選ぶポイントがたくさん

洗面所ってその人の考え方や使い勝手によって違います。

 

まずは洗面のボールの位置。

• 台の上にのっている形
• 台に埋め込まれてる形

好きな形かどうか？と掃除のしやすさが決め手になります。

 

それから、水栓の場所。

• ボールの上に乗せる
• 外からボール上に付く

決めては、好みの形とやっぱり掃除のしやすさ。

水が台に垂れるので、気になる人は多いですよね。

 

洗面ボールの形状は一番好みの出るところ。

• 形
• 大きさ
• 深さ
• 使い道

形は四角、丸、楕円以外にもいろいろあります。

大きさや深さも様々。

毎日の洗面、歯磨きだけでなく、化粧など何をするか？で形状も変わります。

 

素材も重要なポイント。

通常は陶器が多いですが、人工大理石の一体成型や、和風のもの、個性的なモノもあります。

 

あとは数。

最近は朝のラッシュを考えて、ホテルのような2ボールにする家も増えています。

広い洗面台に2つの水栓が付いているようなモノもでています。

 

そして水栓の形状。

• グースネックのようなモノ
• まっすぐに伸びた形
• シャワー水栓に変えられるモノ

 

それから、取手の形状。

回す、倒す、ひねる、押すなどなど様々です。

 

台や壁の素材などもありますね。

耐水性が気になる場所ですが、好みのイメージもあるはず。

ポイントに沿って写真の洗面を説明すると・・・

木の台の上に置く、陶器の四角い浅型ボールに水栓が１つ。

押し上げるタイプの取手にストレートな水栓がボールの上にのった形。

壁はタイルにしています。

 

洗面台を決めるだけでこんなにポイントがあるんです。

いろいろ考えて作ってみてください。

２階の洗面所の作り方

ここは2階に上がった所にあるフリースペース。

正面に見えているのは2階のトイレです。

その横に洗面所。

 

2階に洗面所は必要です。

ちょっと水が必要な時でも1階に下りないといけないのはとても面倒です。

かといって、そのスペースを取るのはもったいない。

そこで、トイレの手洗いを兼ねた洗面を2階の洗面所として扉の横に作りました。

洗面を外に出すことで、トイレの中にあるより普段から使いやすいです。

2階は家族の部屋があるので、洗顔、歯磨きなどとても便利に使えます。

 

洗面所はどこにどう作るか？で使い勝手が変わります。

プランニングの時によく話し合って決めましょう。

 

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