質感?価格?フローリングを決める時のポイント
フローリングは部屋の中でも面積を占める部分。
色、素材、幅、質感など様々な比較ポイントがあり、迷うところですよね。
床暖房などその他の要素で、使う材料が変わることもあります。
今回は、フローリングを決める際に注目したいポイントについて解説します。
【床材を決める① 無垢材か合板か?】
床材(フローリング)をどうやって選びますか?
もちろん好みで選ぶのですが、気になる点は皆さん違います。
何を基準に選ぶのかによって様々なので結構難しいものです。
無垢でも、材そのものと、表面だけ貼っている物があります。
- 材にこだわるのか?
- 見た目や表面が無垢材であればいいのか?
- 自然素材と言っても、質感なのか?
- それとも自然素材として選びたいのか?
どこを重視するのか考えてみましょう。
写真はウォールナットです。
【床材を決める② 色】
次に色。
フローリングの好みによってその他の色を合わせましょう。
色あいによって木の種類を選ぶことが多いですが、塗装も可能です。
白っぽく明るい色・自然な中間色・少し濃い色。
その色を選ぶと、材種が決まってきます。
洋風、和洋折衷、和風というテーマに合わせた木材のイメージもあります。
写真はへベアです。
【床材を決める③ ふしアリナシ】
「ふし」とは木から出ている枝のあと。
好きな人、気にならない方もいますし、無いのが良いという方も。
一枚一枚の木材の幅や長さもあります。
幅は広く長い方が値段は高く、細く短い方が安いのが一般的です。
写真は杉です。
【床材を決める④ 床暖房】
床暖房を入れる選択肢から決める場合もあります。
その場合、床暖房に対応できる材料を選ばないといけません。
天然木はそったりすることもあるからです。
燻製にしたりして対応できる材もありますが、金額は少し高いです。
選択肢は少なくなりますが、床暖房が第一条件なら使える材料の中から選ぶことになります。
【床材を決める⑤ メンテナンス】
質感・硬さ・汚れなどの、メンテナンスや機能で選ぶ場合もあります。
塗装によってもイメージが変わりますが、
- ピカッと光っているのはウレタン塗装
- マットな感じはオイル塗装
汚れを気にするならウレタン、質感を大事にするならオイルでしょうか。
傷を気にする方もいます。
木質によるので、色や雰囲気より硬さで選ぶということです。
柔らかい木は足ざわりがやさしいけど、傷つきやすい。
硬い木は逆です。
硬い木は濃い色で、柔らかい木は明るい色が多いともいえますね。
写真はカバ(桜)です。
【床材を決める⑥ 硬さ】
柔らかい素材は脚ざわりがやさしく、暖かく感じます。
でも、凹みが気になる人もいます。
硬い素材は凹みなどには強いけど、すこし冷たい感じもしますし硬さを感じます。
どちらが良いかではなく好みですね。
写真はパインです。
【床材を決める⑦ 価格】
ある意味、これが一番気になるポイントです。
単純にいうと、
- 白めの素材
- 柔らかい素材
- 幅がせまい材料
- 短い材料
は安価と言えます。
逆の特徴をもつ素材は高くなります。
また、床暖が使用できる材料は、複層になっている板や合板が多く、いぶした材料なども使われます。
手がかかっている分、やはり少し高価になります。
写真はヘリンボーンに組んだ床材です。
おまけ:今のフローリングはプリント技術がスゴイ!
この画像はわかりやすいですが、今の建築素材のプリント技術はスゴイです。
素人の方はもちろん、パッと見ならプロが見てもわからないほどのクオリティ。
木の良さである質感、風合いなど比べる部分は違うので、木を使うべき所は使うのが良いでしょう。
一方で、
- 匂いがつく、染み込みが困る
- 水回りなど、汚れが気になる
- その他の素材との繋がりやイメージをそろえたい
- リフォームなどで元の床の高さを合わせる
- 合う色や素材を合わせるのが難しい
- 耐久性
など、木材でないほうが良いときもあります。
そんな時に、木材の種類はもちろん色あいや風合い、木の自然な凹みなども再現出来ている様なものもあります。
使い勝手や用途に応じて、上手に使うと良いと思います。
何を基準に考えるのか?によっても条件の選び方が変わってきます。
それぞれの条件の中にも比較はあります。
床材は家の中で広い範囲の材料なので、部屋全体の印象が大きく変わります。
新築にしてもリフォームにしても、少し時間をかけて選んで欲しいポイントです。
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